【長野県北安曇郡 白馬村】 |
昨年に続いての白馬岳再挑戦です。
白馬岳への登山口である猿倉の駐車場から白馬尻までは林道を小1時間歩きます。
そして大雪渓への取っ掛かりとなり、アイゼンをつけて登ります。
しかしこの大雪渓、長雨と暑さのせいで昨年より小さいようでした。
それに夏の高山植物としてはウルップソウをはじめすでに咲き終わったものが多く、
早くも秋の様相になっていました。
そして右の画像は前年登ったときに見ることができなかったもので、
白馬岳山頂にある人力により担ぎ上げられたという「風景指示盤」です。
昭和16年、ボッカによって担ぎ上げられました。驚異的です。(新田次郎:「強力伝」より)
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白馬岳から杓子岳、白馬鑓(鑓ヶ岳)までは稜線ハイウェイのように快適です。たいていの場合、
午後になるとガスが出てきますが、それまでは日本海、能登半島、富士山とかなり遠くまで見渡せます。
この画像は白馬鑓側から見た白馬岳方面で、このあたりの山の形として西側はなだらかなものの
東側はざっくりと切れ込んでいるのが特徴です。
(Please click:手前右が杓子岳、中央奥が白馬岳、左は旭岳)
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足元を見れば紫というか、青色のようなチシマギキョウが目に入ります。
白馬鑓から鑓温泉に下る途中にはハクサンコザクラの群生が、
そして鑓温泉の下にはミヤマキンポウゲの群落があります。白馬鑓温泉は山の中腹(標高2,100m)にある天然温泉で、
露天風呂と山小屋があります。
鑓温泉までは急な下りですが、ここから小日向のコルを越えて猿倉までは緩やかに下るものの、
飽きるほどに長いです。
(2004年8月)
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