新穂高温泉から歩き始めたものの、あいにくの雨模様でした。わさび平小屋まで２時間。 ここまでは林道歩きでこの先は本格的な雪渓まじりの山道となります。
雨のため、コーヒーブレイクをとることもできずひたすら登り続けたおかげで、 １３時半に鏡平山荘についてしまいました。
翌朝、雨はやみましたがガスがかかっています。この写真は鏡平山荘前の池ですが、 本来ここから槍・穂高方面が見えるはずです。しかしそれなりに幻想的で良い感じ！ととらえました。
弓折岳に着く頃には少し晴れてきて、アップダウンを繰り返しながら笠ヶ岳に向かいます。 雪渓とハイマツ、それにお花畑の稜線散策のコースです。
１３時には笠ヶ岳山荘についてここから山頂までを往復します。山頂は広く、 平たい岩板がいくつも重なっているところが特徴的です。なお山荘前には名物「白いブランコ」がありました。
幸いなことに最終日は晴れ、杓子平から笠新道を下りました。４時半に山荘を出て、 朝焼けの槍穂高方面にはじまり、下っている間ずっと槍穂高の３日分の展望を楽しみました。また、 ニッコウキスゲのほか、クロユリ、クルマユリ、ヒメサユリの３点セットがそろって見られました。
（2000年7月）