東京都の林道トンネル(T)



「神戸岩トンネル」

 五日市から檜原街道を進み、村役場のところから北秋川にそって入り、神の戸岩キャンプ場を過ぎると すぐに東京都指定の天然記念物「カノト岩」があります。高さ100mの大岩で、 地殻変動によって二つに割れたとされています。
 そして岩の根元に「神戸岩トンネル」があり、入口だけがコンクリートで被われ中は素掘りです。 50m位だと思いますが中は少しカーブしているため真っ暗です。この先は鋸山林道となり ヤマビコ峠を経て奥多摩駅側に抜けられます。
 (1998.2.21)


「甲武トンネル」

 西多摩郡檜原村から北都留郡上野原町に抜ける峠道にあります。ごく普通のトンネルで 林道トンネルらしいところはないのですが実は東京都と山梨県の境界にある唯一のトンネルということで掲載しました。
 (1998.2.21) 


「海沢トンネル」

 「海沢」は「うなさわ」と読みます。奥多摩駅から東南の方向にアメリカキャンプ村があって その先が海沢林道の入口となります。その入口にこのトンネルがあるのですが1車線幅で狭く、真っ暗です。 100m位。
 (2000.10.21) 


「旧白丸トンネル」

 青梅街道(国道411号線)の白丸トンネルに平行した谷側の旧道(廃道)に旧のトンネルがあります。 10mほどの短いものですがノミの跡も残る素掘りです。いい味を出しています。 今は道路関係の資材置き場になっていました。
 (2000.12.23)


「入山トンネル」

 五日市と八王子間の盆掘林道にあります。入山峠からは1kmほど八王子側に下ったところにあるのですが、 斜めになった切り口が特徴です。
 (2002.4.13)


「赤坂トンネル」ほか

 昭和の初期、山口貯水池建設のため羽村から軽便軌道が引かれ、砂利を運びました。 現在、横田基地によって分断されてはいるものの、その一直線の軌道跡は健在です。多摩湖側に向かって、 横田トンネル、赤掘トンネル、御岳トンネル、赤坂トンネルの四つのトンネルがあり、 それぞれ自転車歩行者専用通路として活用されています。
 最後の五つ目、多摩湖に一番近いトンネルだけは固く閉ざされていました。 
 (2001.2.3) 


「ヒルトップ隧道」

 トンネルの出口は中央大学の構内という変わったトンネルです。日野市と八王子市の境になるのですが 100m弱の歩行者専用で多摩動物公園駅からの通学に使われています。 また、この隣りを多摩都市モノレールで唯一の「多摩丘陵トンネル」も通っています。
 (2002.5.12)  


「採石場のトンネル」

 五日市の檜原街道を十里木から養沢に入ると奥のほうに大岳鍾乳洞方面に分岐する大岳橋があり、 そこから林道大岳線となります。この林道大岳線には途中に採石場があって進むのに躊躇しますが、 採石場の中のこのトンネル(落石防止の洞門)で左手方向に抜け大岳鍾乳洞に行くことが出来ます。
 (2002.2.11)


「高尾町の歩行者トンネル」

 高尾駅から相模湖駅に向って出発した中央本線が甲州街道と交差する少し手前の線路下に このトンネルはあります。厳密に言えばトンネルとはいえませんが歩行者、自転車専用で軽自動車でさえ通れない 小さなトンネルです。トンネルの向うには少数の民家があります。 レンガ造りで時代を感じさせます。
 (2005.11.12)


「踊平トンネル」

 奥多摩の川乗林道から分岐する日向沢林道の峠のところにあるトンネルです(大丹波側)。 長さ69m、幅5.0mです。
 日向沢林道はこの先、埼玉県の広河原逆川林道(有間山付近)間で続く予定ですが工事は完了していません。 すでに工事が完了した部分も崩落がひどく廃道状態です。
 (2010.5.3)


「法政トンネル」

 中央大学(八王子市東中野)や法政大学(町田市相原)の構内にもトンネルがあります。 いずれも公道で一般車両も通れます。ここ法政大学の場合はちょっとユニークな形なので取り上げてみました。
 1984年(昭和59年)、多摩キャンパス竣工と同時に開通しています。
 (2010.9.26)
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