【多摩のちょいスポット:030】
 

ちょうまんぴら公園

ちょうまんぴら公園

 日野市百草の住宅地の片隅に妙な名前の公園があります。「ちょうまんぴら公園」という小さな公園です。 そしてその名前の由来が説明されていました。
ちょうまんぴら公園、名前の由来

 「ちょうま」とはツグミのことです。ちょうどこの時季にシベリア方面からで渡ってくる冬鳥の代表です。 スズメやメジロなどからは一回り大きくムクドリなどと同じくらいかと思います。胸を張って木の枝にとまり、 地面におりてきては枯葉の下の虫をさがします。このときの地面をはねるようにとんでエサをとる格好から 「跳馬」と呼ばれたそうです。ほかに鳴き声が馬のいななきに似ているからとの説もあります。
 ほんの40年ほど前まではまだこの地域は一面の雑木林で、「跳馬がたくさん来る平らな丘」 とでもいうような意味で「ちょうまんぴら」となったのだと思います。おそらくこのころの人はカスミ網をかけて 捕獲し食用にしていたかもしれません。

 (2012.10)



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