JR上野駅

 団塊の世代にとっては特別の思いのある駅だと思います。東北の出身ではないためさほどではないのですが、 それでもこの駅から夜行列車を利用した旅の記憶はあります。
 しかし改まって上野駅の駅舎を外から見たことはありませんでした。どこかで見たことがあると思いましたが それは小樽駅で、この駅がもとになっているようです。この駅舎は1932年(昭和7年)に落成しています。

 山手線や京浜東北線の高架のホームを降りて長距離列車へのホームへとかつてはザックやスキー板を担いで 進みました。現在はさらにその先に新幹線の地下ホームあるのです。高架のホームから中央改札へと続く通路は 今でも頭をぶつけそうな低い天井でした。


 長距離列車のホームは地上にある櫛型の終着駅型ホームです。 「ふるさとの 訛りなつかし停車場の 人ごみの中に そを聴きにゆく」 (石川啄木)の碑がありましたが、今では新幹線で東京駅までいってしまう人が多いのでこのような光景も 昔の話なのかもしれません。
 ちなみにこの駅の山手線ホームなどでは発車の合図はメロディーではなく、電子音のベルが使われています。 理由は地方駅との融合でしょうか?
 
(2010年 5月)



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