雑司が谷旧宣教師館

 地下鉄有楽町線の護国寺駅から西方徒歩約10分のところに雑司が谷の幼稚園があり、 そこに小さいながらも旧宣教師館通りと名前のついた路地があります。 その通りを入ってほど近い所にこの豊島区立雑司が谷旧宣教師館があります。


 アメリカ人宣教師のジョン・ムーディー・マッケーレブは1907年(明治40年) にこの地に移り住み、この居宅を建てました。(来日したのは1892年(明治25年)で、 1941年(昭和16年)に帰国しました)
 つまり、今年でちょうど建築100年ということになります。


 分厚い荒削りの板張り床は歩くと少しきしむ音がします。天井には竹材が使われていました。 張り出し窓を含め窓の多いつくりで、外壁は白ペンキ塗りの下見板張りです。


 木造洋風建築としては豊島区内で最古のものということで東京都の有形文化財に指定 (旧マッケーレブ邸として登録)されています。
 

(2007年9月)



戻る