一橋大学(国立)


 JR国立駅の南側には大学通りという広い道路があり、その両側には一橋大学の国立キャンパスがあります。

 西キャンパスの入口付近に以前使用されていたという古い守衛所(旧門衛所)が残されていました。 国立キャンパスには古い建物が多く、この門衛所のほか以下の兼松講堂と東本館が国の登録有形文化財となっています。


 一橋大学はもとの名を東京商科大学といって神田一ツ橋にあったのですが、 関東大震災で被災しこの地に移転してきました。キャンパス内にある兼松講堂はこのとき株式会社兼松商店 (現兼松株式会社)から寄贈を受け、1927年(昭和2年)に建てられたものです。
 内部は非公開ですが外側に設計者の伊東忠太らしい動物のような怪物のような装飾が見られます。


 そして広場の正面に附属図書館があります。ディテールの装飾などを見ていても飽きません。
 下の画像はエントランスから入った建物内部の廊下であり、重厚さにあふれています。




 兼松講堂の向かい側に位置する建物が本館です。ほかに別館や保健管理センター、 職員集会所などキャンパス内には歴史を感じさせる建物が多くあって、貴重な存在といえます。

 広場では小学生たちが学外授業のスケッチをしていました。 


 道を隔てたもう一方の東キャンパスには東本館があります。



 国立市は文教都市を標榜するにふさわしい環境を備えていました。 
 

(2006年11月)



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