JR原宿駅



 三角屋根の駅舎といえば都内で最も古いのがこの原宿駅の駅舎です。1924年(大正13年) に竣工した木造建築で、国立駅はその翌々年の建設です。
 屋根の上にある塔のようなものは換気口で、当時のままのものだそうです。 戦争中にも被弾しましたが運よく不発弾だったとのことです。


 幸いなことに今のところ国立駅や武蔵小金井駅のような取り壊しとか改修などの話はないようです。 明治神宮への参拝用専用ホーム(正月のみオープン)や、少し離れて天皇陛下専用のホーム(宮廷ホームという) があるため、畏れ多くて手が出せないのでしょうか。

 その宮廷ホームは竹下口の北約200mにある短いものです。完成したのは1925(大正14)年で 大正天皇や昭和天皇が葉山、那須、須崎の各御用邸に移動する時に利用していました。 なお、2001年5月に現在の天皇、皇后両陛下がご利用になられたのが最後のようです。
 

(2006年11月)

 (注) 2020年3月、新駅舎が開業し、この旧駅舎は閉鎖されました。



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