日本銀行本館
日本橋からほど近い、常盤橋のところに日本銀行本店があります。この地はもともと江戸時代に 徳川家康が小判の鋳造・管理をはじめたところでした。当時は「金座(きんざ)」と呼ばれ、 勘定奉行の支配下にありました。以来日本の銀行の総元締めになっています。 近くの「銀座(ぎんざ)」は、そこで銀貨を鋳造・管理していたことからついた地名です。
建物は本館、新館、分館の3つから構成されており、中に挟まれるようにして建っている 本館は明治時代の貴重な西洋式建築物として、国の重要文化財に指定されています。 金融関係のニュース報道ではたいていこの本館だけが映し出されます。
建築時期は1896年(明治29年)というから相当に古いです。総石造りのように見えますが、 耐震上レンガ積みの上に外装材として石が積み上げられているとのことです。 関東大震災では建物自体は被害を受けていないものの、近隣の火災のため丸屋根を焼失しました。 余談ですが水洗トイレが始めて設置されたのがここのようです。
ちなみにこの建物を上空から見ると“円”と見えます。(Google mapより)
また、下のほぼ三角の建物は「貨幣博物館」です。
(2006年6月)
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