法務省旧本館



 桜田門の警視庁から道路を隔てたところにいかめしいレンガ造りの建物があります。 法務省の旧本館で1895年(明治28年)に建てられ、国の重要文化財に指定されている貴重な建築物です。

 明治政府が招いたドイツ人建築家により設計され、旧司法省庁舎として完成しました。 関東大震災ではほとんど被害を受けなかったのですが、1945年(昭和20年)の東京大空襲 ではレンガ壁を残して焼失してしまいました。その後改修工事が行われ、法務省の本館として 利用されるようになりました。1994年(平成6年)に外観が建設当時の姿に復元され、 このとき重要文化財の指定を受けています。
 なお、法務省本館としての機能は背後の合同庁舎に移っていて、旧本館は法務総合研究所 および法務図書館になっています。
 

(2006年6月)



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