明治生命館



 明治生命館が竣工したのは1934年(昭和9年)のことです。その重厚さゆえに昭和の建造物 として初めて国の重要文化財に指定されました。外観で目に付くのが何本もの巨大な石の柱です。 柱の上部には古代ギリシア・ローマ風の 「アカンサス(ハアザミ)の葉飾り」があります。

 終戦直後の1945年(昭和20年)9月から11年間、GHQに接収されアメリカ極東空軍司令部 として使用されていました。

 明治生命館では休日に一般公開を行っていて、吹き抜けになった営業窓口や2階の 回廊に沿った応接室、会議室など重厚な施設・家具を見学することができます。内部も大理石を多用し、 木製の家具とともに外部同様重厚な雰囲気に接することができます。

 ちなみに床面大理石の一部にアンモナイトの化石がありました。


(2006年7月)



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