九段会館



 九段下のお堀端にある九段会館は昔は軍人会館とよばれ、軍人の収容・訓練 の場として建設された建物でした。戦争後、米軍に接収され連合軍側の宿舎として使用されたましが、 返還後に結婚式場やホールなども備えたホテルになっています。

 1934年(昭和9年)に建てられた帝冠様式(西洋建築の躯体に日本の城郭風の屋根を載せた建物) というスタイルの鉄筋コンクリート4階建てです。北側の壁には魔除けとしての顔の彫刻のようなものがあります。
 なお、1936年(昭和11年)の2.26事件(つまり陸軍の一部青年将校によるクーデター)の時、 首都に戒厳令がしかれここにその司令部が置かれました。


(2006年5月)



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