Photo Diary TODAY'S ONE


塩分と硫黄の匂いの湖が広がる、かつての保養地

社会主義時代は泥治療と静養のために

滞在する人々で大変、賑わったそうだ

今は?

湖が涸れたわけではないが誰もいない

Str.Trandafir (薔薇の通り) と名付けられた表通り

ここにも当時の繁栄の跡が残る

封鎖された商店やレストラン、ビアテラスはガラスが割れ

建物は錆色になった

大きな公園 は高い木々が枝を伸ばし、

野外ステージは雑草に覆われている

「昔ここでは Mititi (俵型をした炭火焼ハンバーグ) を焼き、

ビールを飲みながら音楽の演奏やダンスをしたものだよ・・・」

と住民は言う

国民の皆が職と金に不自由していなかった時代は

多くの人がここで昼夜を楽しんだのだ

修復費用とランニングコストの不足

たとえ再建できても利用者は・・・?

しょっぱい水の底を手で掘ると

ネットリした真っ黒い泥が出てくる

特にリューマチに効くらしい

目の前にある資源を何とか生かせないものだろうか

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