Photo Diary TODAY'S ONE


戦時中の砲台を見つける

夏に来たときには気付かなかった

丘の左手は切り立った絶壁

そこにボコボコと不自然な空洞があった

今もなお残っている弾痕

敵は北から攻めている

それに向かうように、コンクリートの砲台には

三方に高低差を設けた枠が開いている

厚さ、わずか30センチ程度

ここに折り重なるように潜む ルーマニア兵士の姿を想像する

強烈な風がビュウビュウと吹き付けて耳鳴りがしてくる

今と変わらない状況であっただろう当時、

どのように敵を迎え撃ったのだろうか

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