福建省南部の海口に位置する海峡の要衝
科挙合格者や大物華僑を輩出した島として名高い
大陸に対する橋頭堡として長く戒厳令下にあったが
そのため逆に古い建築や民俗が残っている
渡り鳥の休息地、ユーモラスな風獅爺もある
中台対立の最前線 海岸には今も地雷が埋まっている
貴人の墓 出土品から宋代の女性墓と推定された
1387(洪武20)年建立の文台宝塔 航海の標識だったとも
嘉靖倭寇戦の名将兪大猷などが題詠したという嘯臥碣群
明代の建立されたという古い祀廟
親子兄弟で進士(科挙合格者)を輩出した青嶼張氏の家廟
皇帝から特別に許された龍文の石鼓 砲撃痕が痛々しい
辛亥革命直後からここで生きてきた張家の大おばあさん
1529年に建てられたという瓊林蔡氏の家廟にあった扉絵
同じく蔡氏家廟でみつけたカニの意匠
島の朝市で売られていたカニたち
華僑が故郷に建てた「番仔楼」という洋館風の建物
成功した華僑の「番仔楼」邸宅 手前の塔は海賊対策
「番仔楼」の壁にも中台紛争時の弾痕が
歴史的景観の整備に努める江先生 30歳前半の気鋭
島の随所にある風獅爺の一つ 琉球のシーサーと関連するとも
調査歴:2002年11月 村井科研4班の調査で