ナマズの生態

ナマズの生態　　Cat　Fish
●俗名　ナマズ　（鯰） ●英名　cat fish ●学名　Parasilurus asotus ●生息地：日本全国 ●最大全長：80ｃｍ　まれに　100cm以上となる。

繁殖	産卵期は５～７月頃で、多摩川では支流や小川などの岸近くにある水草が多い浅瀬で行われます。　卵は淡緑色または淡黄色。
活動時期範囲	活動=釣りは3～11月上旬。水温20℃以上で捕食を始める。良く釣れるのは5～7月。雷魚とは逆に昼はどこかの障害物や穴の中でじっとしており、夕方からベイトが寄る浅瀬によってきます。夜河原で静かにしていると、ズボッ2と聞こえたら間違いなくナマズの捕食音でしょう。活発なときはベイトを追いかけて、水面がスプラッシュする光景も確認出来ます。このような時はまさにラッキータイミングです。渓流魚のフライフィッシングでいう。ライズの時間です。　「ナマズ釣り特集」
特徴	ナマズというとまずはヒゲ。幼魚時期はひげが６本、上あごの立派なほうが2本、下あご、少し遠慮がちに4本。いつからかは解りませんが、最終的に下あごの2本がなくなり、合計４本となります。頭が大きく、口を開けると60cm以上の固体では小学生の口とほぼ一緒。これでなんでも食べてしまいます。口の中はやすり状態。よく口に手を入れ持ち上げてハイポーズとやりますが、これをやると、血はでないものの指の皮がざらざらになってしまうほどです。手の皮が薄い方は気おつけてください。あと、ちょんまげのような背びれは異常に小さく、これで、どんな効果があるのかはわかりませんが、でもちゃんと使っているようです。目は見えているようで見えていない。どっちなのかわかりませんが、生餌ではない餌をそっと近かづけても、すぐに反応します。ひげなのが、嗅覚なのか。生餌ではえらで発生する微弱電流で反応するようですが、敏感なのは確かです。だから神経質なのか。
捕食	口の中はヤスリ状で、小魚を追いかけて、尾から回りの水と一緒に吸い込む。生きている、小魚、えび、蛙、昆虫、鳥、こうもりなどフィールドにいる生きものはほとんどが餌というすごさ。雷魚と違って、指は餌にならないと思います。
飼育	共食いしますので、混泳は不可です。やっぱり弱いほうの尻尾から喰っちゃいます。神経質なので隠れるところが必要です。ないと場合によっては数日で弱ってしまうこともあるようです。人口餌飼育ではクリルがいいでしょう。たまに小魚を与えるとよろこんでぱくつきます。やはり、生餌がいいのでしょうが、冬季を考えると人口餌に慣らしておいたほうがいいでしょう。