2003年 1月12日
2003年新作ルアー
春、近所の多摩川に来るマルタ、鮎の溯上とそして、ナマズ、雷魚。渓流では山女魚、岩魚とまた今年もたのしみにしております。そこでまずはタックル準備ということで、今シーズン用のルアー製作を開始しました。いずれも、まだブランクですが、現在春に向けて製作中です。その中、遊び心も必要かと、変わったルアーを製作しましたので、ご紹介いたします。
@ジェネレーター内蔵 リアルトップ
ナマズは小魚のエラから発生する微弱電流に反応し捕食するともいわれております。
又、夜行性であり、目もあまり機能しないので、このような第6感で捕食するようです。
そこで、ルアーでも微弱電流を発生させ、ナマズの気をひこうということで、自己発電ユニットを内蔵したルアーを製作しました。トゥイッチングにより、内部のマグネットが移動し、これの外側のコイルに発生した電流はメインフレームと電極間に平均0.3VP-Pの電圧を発生させます。フレミング右手の法則により発生する発電現象です。
他に電圧を発生させる方法としては、セラミック、或いは水晶などに衝撃を加え、歪ませると電圧が発生します。これを応用し、ラトルルームの片方に圧電素子を配置し、トゥイッチングによるラトルの移動と衝突により、圧電素子に衝撃を加えるという方法です。成功しましたら、又ここで紹介致します。ご期待ください。
Aフローティング、バランサー
2個のマグネットの間にお互いに反発するように入れたマグネットにより、トゥイッチング後の躍動に変化をもたらします。リニアにフローティングされたマグネットはウェイトの役目も兼ねてます。又、ラトルと異なり、マグネットの影響でフローテング部は通常のトゥィッチングでは両端のマグネットにはあたりません。従ってラトル音はほとんど出ませんので、スレ魚にも効果があるものと思っております。
※内部はジェネレーター内蔵タイプに対し、コイル等発電機能を除き、フローティングエリアを拡大したものです。
Bアイ、アピール
雷魚は小魚の目を目標にするような気がしております。飼育中の雷魚に小魚を与えている様子からなんとなく感じましたので、まずは目をアピールしようということで、ヘッドを水中に、又目を大きくアピールしたルアーを作る予定です。
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