スゥイッシャーを製作すると必ずつき物なのが、プロペラです。 あたりまえですね。
ペラと略す事が多いようなので以降ペラとしますが、私の中では購入するのが一般的と思い、今までは市販品を装着しておりました。特に市販品のボス付は強度もあり、スムースな回転が実現できます。
ボスなしの場合はペラの素材自体の厚みをある程度確保しなければならないため、加工が大変困難となります。金型とプレスがあったらなと思ったりもします。
そこで今回はボス付で工作機械を必要としないペラの製作方法を紹介します。できたらボール盤かルーターがあれば作業も楽になります。後、工具ではドリルΦ3、3.5、4mm、金切ハサミ、パイプカッター、金物やすり、サンドペーバー、ハンマー、ラジオペンチが必要です。素材は真鍮パイプΦ2、3、4で内径は各1mmマイナスのものを使用。羽は真鍮0.5mm厚を使用しております。
※ボス部とはペラの中心部分でペラがシャフト軸に垂直に回転するように幅を持たせた部分です。
ただボス部をペラとどうやって組み合わせるかが私の課題として残っておりましたが、今回の方法でなんとかなりそうです。 |
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市販のペラ
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ハンドメイドペラ
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スゥイッシャーはペラの装着位置が前後両方、前だけ、後ろだけと色々ありますが、水しぶきをあげるプロペラがついており、
このプロペラが回転する時の水の抵抗によるスプラッシュで逃げ回るベイトを演出し、
フィッシュイーターを誘い出す事が目的となっております。
ペラの羽の角度にもより、スプラッシュの状況が変わり、中々追及していくと面白い、部分でもあり、私も今思考錯誤しながらやっております。
色々な方のアドバイスもあり、ここで説明することができたのは幸いです。
まずペラの素材ですが、工作機械なしの環境では、ペラは硬質アルミでボス部は真鍮を採用しました。
ペラとボス部の接合は「こちら」をご覧ください。ここが肝心です。 |
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アルミ製
製作が楽なアルミ製 ちょっと弱い。
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BRASS製
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当初はアルミで製作しておりましたが、強度面から真鍮に変更しました。真鍮は加工性もよく、ある程度硬度もあり丈夫ですが、アルミよりも粘りが無いため、ボス部のかしめ形状も変更しました。
そのうち、量を確保できたら、メッキに出す予定です。
●スプラッシュの量はペラの羽の形状で調節します。
@スプラッシュを派手にする。
水の抵抗を最大に受けるような、形状に成型するが若干回転させられるだけの、ひねりを形 状化する。→ 羽にあまり角度をつけない。
Aスプラッシュを控えめにする。
水の抵抗を受け、これを推進力にできるような、形状に成型する。船のスクリューをお手本 に製作する。 → 羽に回転しやすいよう角度をつける。
Bその他
羽の幅を大きくするとスプラッシュが増すと一見考えますが、細くでも十分スプラッシュが発生します。幅を増すと重くもなりますのでほどほどに。 |