聴き比べ
(   )内発言者
(敬称略、掲示板発言順)


 
げんきシステム (コエフ)
モア!壮絶な音と表現される意味を理解しました。自分がいつも聴いている音楽をかけると、少々きつい目になりましたが、困ったことに好みです。スーパーウーファーは要らないんじゃないですか?

120'も堪能しました。正直言って、3管はCRTの真空管の中身を部屋に再現するようなものなので、CRTでさえ問題になりがちなフォーカスが合うわけがないと思っていたのですが、そんな考えはどこかへ飛んでしまいました。

(井原)
モアすごい。欲しい。でも置けない。強烈な音ですねー。セイシェル波ってあんなに迫力があるんですね。鳥もあれほど実在感があるとは・・・後、低音が特にすごい。なんなだろ?

低いところまで出ているとかとは違いますよね。あらあらしいというかどつかれるような音でした。でも・・・頭が痛くなるんですよね。音が痛いって言うんでしょうか・・・

120インチはプロジェクターの後ろでみているので大きさは一緒のはずなのにもっと自宅でみる80インチよりもはるかに大きく感じました。やっぱり視野角だけではないようですねー。でかいものはでかい。早速100インチを導入することを決めました。どうなることやら。

ジェラシックパークではレックスが吠えるシーンが有ります。この時画面では子供たちが耳をふさぐんだけどそれを感じさせる音がないと迫力が半減すると思うのだ。

で、モアはそれを実現できるスピーカーですねー。砂をいれるとあの強烈なのがとれたのかな?

今回はV派がいなくてちとさみしかったですが・・・・そうそう、プロジェクターで気になったのが走査線が凄く見えることです。あれをみるとプログレで見たいって思ってしまった。でも1200Gだと入力出来ないんでしたっけ?
 

(かず)
    着いていきなりドンパチの連続でとにかくぶったまげた.スゴイすごいと思っていたのにインシュレータや砂でまたどんどん良くなっていくのをほんの短い時間に目の当たりにしてオーディオの奥の深さを再認識しました.

    井原さんが音が痛いって表現されていますが,砂入れ後の印象は強い音でもぜんぜん きつくない.確かにボーカルとか聞くとハイ上がりに鳴るけれど,けっしていやみがない.

    これでポピュラー系もばっちりと感じる人がいてもぜんぜん不思議じゃないと思う.といっても,そんなソフトまじんさんは前提としていないのかナァ?!

    120インチでみるウルトラマン

    • ウルトラマンがほんとにウルトラマンに見えた!
    • げんきまじんさんに無理を言ってでも見せていただいて,本当に良かった.でなきゃOFF会の画龍点睛を欠くというもの.
    • 最終回直前というだけあって(しかも3作続いたシリーズもここで一休みとなるだけあって),制作者の意気込みも相当なもので,特撮でビルをバンバンぶっ壊す場面は,到底うちの25インチではカタルシスは呼べまい.
    • 思わず目頭が熱くなったが,隣にはまじんがいる.(一般人にとって)たかが子供番組で涙腺が緩んだとあっては恥ずかしい・…とグッとこらえてました.
    • ストーリーは完全に中学生以上向け.うちの息子なんか怪獣が登場してからしか見てない.


    このほかジュラシックパークやサイケトリップ映像を見せていただきましたが,大画面の支配力を痛感しました.

    ただ,今回のOFF会はどちらかというと自作SPの試聴がメインだったようで,次回は映像も十二分に堪能させていただきたいと思います.

 (げんきまじん)
モアの説明は長岡氏の本を参照願います。
オリジナルの設計から2、3の板を除き、ユニット高を330mm下げ、耳の高さに近づけてます。それでも1m少しあります。音は対策前の印象としてD-50(前作)に比べ
1.馬力がある
2.音の輪郭がはっきりする(写真でぼけたピントがピシッと決まった感じ)
3.トランジェントが高く、切れ込みがスルドイ
こんな凄い音は、余所では滅多に聞けないと思ってました。
KD-100
(カネゴン作)
(コエフ)
なぜかカネゴンさんのオリジナルバックロードがげんきまじんさんの部屋に!FF125Kがついてましたが、必要十分なレンジが手堅く再現され、ポピュラー系の一般的な音楽ソースに良く合いました。

最低域は早めに落ちているようですが、そこまでの低域の量感が豊かで、オシレーターのチェックでは、40Hzまでの空振りはありませんでした。

私の108ES機もそうでしたが、10cmにゲテモノは荷が重いようです。

(かず)
 part4でも言及してありますが,長岡系ソフトにはやや不向きと感じました.

 造りがしっかりしているせいか,和女性ボーカル系ではぼりうむを上げても全然へたらない.

 コエフさんが的確な表現をされてみえますが,ポピュラー系には相性が良いと思います.でもポピュラー主体に聞く人がわざわざBH選ぶかな?

 とはいえ,BHで聞くポピュラー(まじん部屋ではアランパーソンズの新譜も聞きました)は迫力があって,普通のSPとはやはり一線を画す.

 (FMファン・炭山)
カネゴンさんのKD−100は、オシレーターで測ってみるときっちりロードがかかっているようなのですが、ワイドレンジなソフトを聴くと低音が寂しめでした。

150〜180Hzぐらいにエネルギーが薄くなるところがあり、おそらくそれで低音感が少なくなっているのでしょう。
ボーカルものや一部のポップ系ソフトを聴くと、中低域以上は実に素直できれいな音なので、キャビの共振や強度不足については心配なさそうです。

カネゴンさんのHPで内部構造を見させてもらうと、しばらく直管が続き、それから大きく開いているようですね。BHは試行錯誤の要素が大きいキャビなので、すぐ正解、というわけにはいかないかもしれませんが、私の案を申し上げると、スロートをもう少し絞り、開口率を少し上げて、開口は現状のまま、というのが、比較的すぐできる実験ではないかと思います。すぐといっても、あれだけきっちりと構成された音道ですから、一朝一夕にはいかないかと思いますが。

厳しい表現になってしまってすみません。お世辞でごまかすと、かえってカネゴンさんに失礼に当たる、とげんきまじんさんからお言葉があったものですから。

可能であれば、近日方舟で試聴してみませんか?

(げんきまじん)
スピーカーの説明はカネコ木工さんのHPを参照願います。( http://www.ryomonet.co.jp/kanegon/ )

今回は関西オフ試聴用に急遽作成して頂いたので、残念ながら表面の仕上げはラワン合板のままでした。木工屋さんの見事な仕上げを拝見できなく、少々残念。工作はさすが、モチはモチ屋、丁寧な加工と、斜めの板の綺麗な張り合わせ、ピッタリした継ぎ目は素人にはなかなか真似できないです。

最初聴いたときには良い音してると思ったのですが、FMファン・炭山氏曰く「FF125Kならもっと低音が出るはず」とのこと。小生FF125Kは聴いたことが無く分かりませんでした。

普通のソフトの可聴帯域は問題なく再生していて、長岡系の低音は再生し切れていない感じです。
POPS系ではかえって低音が目立っていたような気がしました。

バックロードにしてはゆったりした鳴り方で、クラシックなどを落ち着いて聴くとか、POPS系を気楽に聴くのに向いてるように思いました。少々ソースを選びます。

鳴りっぷりからすると、カネコさんは控え目な方なのでしょうか。違ってたらごめんなさい。でもKD-S1000を見ると、秘めたパワーが有りそうな感じです。

フラミンゴ改
(かず作)
(コエフ)
かずさんのフラミンゴ改ではじめてFE-88ESを聴きました。身代わりになってくれたタイヤのおかげ(?)で、大太鼓に屈することなく好調でした。システムとしてのバランスも良く、中身を調整しやすい構造も参考になりました。 (詳しくはかずさんからどうぞ)。

私の108ES機と比べても切れ味が良く、10cmが中途半端に感じられたくらいです。ボーカル用に欲しくなりました。

(K)
かずさんのフラミンゴ改を聞いて我が家にも一羽欲しくなりました。次回は私のモアを背中に背負って持ち込むかっ!(joke, joke) 背負って阪急電車に乗っている姿を想像すると恥ずかしい。


 (井原)

88ESはいまだゲットできずです。ちと用事ができたので。しかしあの音も良かった。
(かず)
8cmというエクスキューズを認めてもらえれば,親としてまじん部屋で良く頑張ったと誉めてやりたい.ボーカル帯域以上は自分にとって文句はないが,それを支える演奏の低音域の体力不足を感じました.しかしこれが限界なのだろうか?

この帯域こそBH設計の妙であり,ひょせんマスター,こんぶさん,フェイさん,ちゅんぺさん,そしてご本家スーパーフラミンゴと鳴き合せて,最適設計を追及したい念に駆られてきます.

 (FMファン・炭山)
かずさんのフラミンゴ改(というより「オリジナル首長族」ですね)は、あのコンパクトなボディでどうして? というくらいに中低域から低域にかけて豊かな音でした。中域以上は88ESの切れ味そのままですし。やはり音道の設計がうまくいっているのだと思います。
 (げんきまじん)
もともとFE83が付いていたのを88ES様に改造したもの。後ろに音道を延ばすための折り返しを追加してます。音道も元々Rを付けられていたのですが、無い方が良いとのことで、底を半分切り取り、R用の発泡系の部品を外して底を張り替えられてました。苦労なさってます。

表面の仕上げはつき板(デコラでしたっけ)で丁寧に合わせてあり、綺麗な仕上げとなってます。
焦げ茶の木目模様が小さいながらに高級感、重量感を醸し出しております。

8cmで12畳を大音量というのは無理と思いつつ、ボリュームを上げると、これが結構大きな音が出るもんです。驚きでした。鬼太鼓座をアホ程大きい音でと言うのは無理ですが、しっかり低域を再生し、大太鼓の音を頑張って伝えておりました。大健闘です。

小さいけど元気があって自分の主張を持ってる、かずさんのような鳴りっぷりでした。

BH-1108ES
(コエフ作)
(コエフ)
モア、フラミンゴ改と比較して一番優しく聞こえました。また、自宅で感じていた低音不足がほとんど気になりませんでした。音量と部屋のせいでしょうか?

無理を承知でかけたコントラバスマリンバや大太鼓もそれなりに頑張っていたように感じます(親の欲目か?)。特に、しっかりした床に支えられて10円玉スペーサーで音が激変した時は、見直してしまいました。


(かず)

音抜けが良いというのが一番の印象です.ボーカルもイケルし,ドンドコドンも安心感がある.

特にドンドコドンでは8cmとの肺活量の違いや,キャビネットの剛性の違いを見せつけられました.
私のフラミンゴ改をして,『10cmが中途半端に感じられた』と述べておられますが,私にとっては,なんでも器用にこなす万能型という印象で,やはり8cmは8cmということを感じさせられました.もっとも,長岡ファンは優等生タイプが嫌いかも?!

『まじんモアや私のフラミンゴ改と比較して一番優しく聞こえました.』とご本人は述懐されてますが,けっして切れが足りないとかいうのではなく,ウェルバランスだということではないでしょうか?

私ドンパチ系はあまり聞きませんので,個人的にはこのサイズが過不足なく最適かな.

逆扇や三角の補強材を取っ払ったバージョンも聞いてみたいと思いました.

 (FMファン・炭山)
コエフさんのBHは、ワイドレンジでアキュレート、最適設計の音道に補強十分のキャビという感じで、ESコーンのきめ細かさが十分に出ていました。

コエフさんは開口からの中域の漏れを気にされてましたが、私にはそんなに聴こえてこなかったです。

(げんきまじん)
スピーカーの説明はコエフさんのHPを参照願います。( http://www1.kcn.ne.jp/~bamba/ )

ユニットは10cmですが、12畳でも大きすぎる位の音量が出ます。通常の帯域の再生ではロードも良くかかってコーンのばた付きも有りませんが、鬼太鼓座では少しコーンがばた付きます。

かなり音量を上げてたので、6畳ぐらいの部屋なら問題無く再生できると思います。

コエフさんは普段、長岡氏系のソフトは聴かれないようなので、このスピーカーが此処まで低音を再生できるのを御存知無く、今回、その再生能力にいたく喜ばれておりました。

音道のRのせいか音が素直に出てきて、10cmにしては再生帯域の広い良いスピーカーだと思いました。

仕上げも非常に綺麗で、北欧の家具調の感です。
鳴りっぷりも上品で知的な感じ、コエフさんのようでした。

ドンキー (かず)
麗しき父娘の共同製作で誕生したドンキーの飛び入り.何?この重低音(感)? 『おいしい音』という表現が最適.確かに高音質だがむしろ好音質のほうが良い得て妙.私も娘に作ってやるとするか?! 
(げんきまじん)
スピーカーの説明は長岡氏の本を参照願います。

ユニットは8cmフルレンジ2発と10cmウーファー2発。12畳で大音量再生は出来ませんが実力は充分。小さいくせに大した低音が出ます。音量も結構出せます。

回りがバックロードホーンばかりで、比べるとスピード感や切れ込みは少ないが、バスレフらしい鳴りっぷりでゆったり聴けます。引けは取ってません。娘も鳴りっぷりに満足してました。

大きさの割にはユニットとコイルで割高の感はありますが、音質は充分見合います。

工作も比較的簡単なので入門の2本目ぐらいにお奨め。

ソフト
その他
(コエフ)
試聴の中で使ったセイシェルはスワン型の特徴がすごく出た一枚でした。
一番良かったのはフラミンゴ改。波が足元に、鳥が上空に見事に定位しました。もう売ってないのが残念。

「この手のソフトで今入手できるおすすめは何かありませんか?」

次が意外にもモア。波の高さは地上50cmくらいに聞こえました。
私の10cmBHの方が、バッフル幅は細く音源も小さいし、バッフル下の幅で比較しても3cmしか違わないので、これは意外でした。こちらは、10円玉対策前はスピーカーの高さに波が定位、対策後にモア並みになりました。

スーパー系列のユニットを前にして、FF125KのKD-100は苦しかったようです。

それにしてもスワン型強し。あの再現性の秘密はまとまりのある(偏平でない)空気室の形状と、背面の中高音の放射が流れ出しにくい空気室下側につながったスロートかも。