2月 覚え書2001年2月へ
6日(火) 19:30開演 球団Z’s 『あいうえ落ち葉の、』
作・演出 宮川 賢(劇団ビタミン大使「ABC」) 客演:一色忍(劇団ジャブジャブサーキット) 椙本滋(劇団ビタミン大使「ABC」)
下北沢駅前劇場 当日券3,300円 日時指定自由席 整理番号3・係員の指示により桟敷2列目ほぼ中央
観劇理由:過去2回の公演を観て面白かった。
観劇前:今回小山剛志さんは出ない。でも劇団ビタミン大使「ABC」の宮川さん作というのが気になる。2001.1.16
観劇後:独特のテンポがお芝居お芝居しているのが少し気になった。でも面白かった。
光岡さんの強烈なおばぁちゃん、中嶌さんの頼りない次男坊(半子役)、藤崎さんの怪しいけどまじめなツトム、が良かった。
あいうえ落ち葉の、かきくけ小僧が、たちつてドアを、なにぬねノックして、はひふへ星の、まみむめ模様の、やいゆえ夜空の、らりるれ(?忘れました^^;知っている人教えて下さい。)、「わいうえ」を言って、ん!?
…う〜ん…中嶌さんのこれまでに観た役のイメージって、第1回公演『悶々』ではギョロッ、ギロッとした怖い人、第2回『午前3時のおやつ』では一瞬思い出せなかったようなちょっとぼんやりしていて頼りない人。さほど注目していなかったのだけど…う〜ん…今回のとぼけた明るい役、いいなぁ…。叶姉妹と共演しているCM(9割9部9厘は間違いないと思う)に気がついたのも、どっかで印象に残っていたからだろうな。…うーん、これから注目かな。
ばあさん☆☆☆☆ 次男☆☆☆☆ テンポ☆☆★
7日(水) 15:00開演 コットンクラブプロデュース 『賭けること』
台本 中西良太 演出 中嶋しゅう 出演 中西良太 阿知波悟美 河西健司
下北沢『劇』小劇場 指定前売(予約)3200円 A−4
観劇理由:一度は観てみたい人ばっかり。
観劇前:珍しく前もって予約した。2001.1.31
観劇後:笑う話なのか息の詰まる話なのか、わからずに観始めた。最初に笑ってからは転がった。
しかし最初の発砲音、あのタイミングにはやられた〜。
阿知波さんにあて書きされたというのがうなづける。
役者☆☆☆☆☆ 美術・照明☆☆☆☆
作 隆裕之 演出 伊東四朗 出演 小松政夫 伊東四朗 市川勇 小林美江 阿南健治 小林隆 伊東貴明 飯田其祐
下北沢本多劇場 当日4800円 補助席7番
観劇理由:おじさんたちの生芝居観たい。
観劇前:前売は売り切れ、当日券だのみ。2001.1.31
観劇後:全景のカキワリを久しぶりに観た^^。そして昼から夜への一瞬の変換も。
伊東さんも小松さんもTVと同じだ〜。お約束と、“伝家の宝刀”の応酬、もうたまらん^っ^。
小松さんはところどころ、だ大丈夫…?という感じがしたけれども、笑わせてくれた。
「伊東さんは楽屋で酸素吸入している」という話も作りネタではなさそう。
ちづさんいわく「演劇じゃなくて演芸だよね」うんうん、そうそう!
お約束☆☆
作・演出 秦建日子 出演 山ア銀之丞 築山万有美 田中恵理 及川ゆうき 大森ヒロシ(友情出演) 他
新宿スペース107 前売4500円 自由席 整理番号5番 B−10
観劇理由:銀之丞さんをちゃんと観たい。
観劇前:チケット争奪戦がすごそう。2001.1.18
観劇後:銀之丞さんも良かったが大森さんも良かった。息ぴったりというかなんというか^^;
女性の主な3役がそれぞれ個性的。RURIと依子は対象と考えていいのだろうか?
目の保養☆☆☆☆ 痛み☆☆
12日(祝・月) 18:00開演 舞台王国『ライライライズ』
作 山ア淳一 演出 大澤章信
中野ウエストエンドスタジオ 当日券2000円 自由席 後ろから2列目左から4番目
観劇理由:アトブキのおっちゃんと、どうちがうのかな。
観劇後:前半でヒゲがメガネを好きなのかと勘違いしていたら、逆だった^^;。
久々に元気な芝居を観た。台詞と動きのバランスがいいと思う。後半、ちょっとまどろっこしいところはある。
殺陣はあれだけの手数をこなしているだけでもすごいと思う。
ダンスはなんとなくキャ○メル・○ックスで見たような感じがしたのが気になった。
最後の銃声?の意味がよくわからない。ただの終わりの合図なのか、なにかの暗示なのか?
今回も好きなタイプの話だったし、次回予告も面白そうだったので、メールマガジンも申し込んでみた。
衣装☆☆★★ ギャグ★狙いなんだろうけど;
19日(月) 19:00開演 劇団そとばこまち 『友情しごき教室』
作 牧野晋弥 演出 生瀬勝久 演出補 山西惇
客演 松尾貴史 西口真生 遠藤直哉 温水洋一
下北沢本多劇場 前売4500円 F−17
観劇理由:劇団名は前から知っていても見る機会がなかった。
観劇前:3年ぶり東京公演だそうで…次はいつやら。
観劇後:怖かった。威圧的な態度や声にはどうしても身体が硬くなる。
オオヒラの子供じみた我儘も嫌だし、課長の見直すことのない断定的な考え方も嫌だし、派遣さん達の過剰防衛&集団攻撃も嫌だし、古田さんの人目がないのをいいことにも嫌だし、ぼんぼん馬鹿息子の最低限守ってりゃ文句ないだろも嫌だし…嫌だ、嫌だ…鏡をみるようだからなのか?
教室の人々の“その人の世界”も、こうと説明されれば、そう思ってしまう自分が情けなかったり。
不意打ちで一世風靡セピア・ネタが出てきたときは頭が真っ白になった。なつかし〜。
セット☆☆☆☆ 始め☆☆☆ 途中☆☆☆ 終わり☆☆☆
23日(金) 19:30開演 寺十佃企画 『ニールトーキツ』
作 スエヒロケイスケ 演出 松本きょうじ
出演 寺十吾 佃典彦 天野天街
ザ・スズナリ 前売予約2800円 メール予約番号1整理番号31
観劇理由:佃さんは作家としても好きだけど役者さんとしても好き。
観劇前:ひさびさの役者オンリー佃さん。どんな役かな。寺十さんは流山児★事務所『百舌鳥…』が印象的だった。天街さんは全くの未知数。
観劇後:すいません、書きかけです。かなりネタバレもしています。
新山(自称?ニール)と沖津の話。とっちらかったアパートの一室。勝手に電源が入って会話する家電同士の、アメコミちっくで思わせぶりな前ふりから開演。
寺十さん演じる居候の新山(四六時中股間に手がいく男)が先に登場。落ち着きのない行動。留守電には数十件のメッセージが残されているようだが、聞くつもりはまるっきり無いらしい。持ち帰ったアヤシイ荷物…どうやら本物らしい警官の制服・制帽・装備品一式・拳銃・紙おむつ・位牌…。奇声をもらしながら身をよじって服を脱ぐと、かなりの打撲傷。なんじゃ、こいつは…。1月のMOTHER『インビジブル・タッチ』でもネタになっていた釈由美子がこの芝居でも出てきた。しかも対ネタは浜崎あゆみ。
後から登場、佃さん演じる沖津(こだわる男)は苛立っている。新山のいいかげんさにうんざりしているよう。何か問題があったらしく新山に詰め寄るがのらりくらり、かわされる。洗濯は新山が引き受けることになっているらしいが、「洗濯してあるのそれだけだから…」って、それって今さっき脱いだ服をたたんだだけじゃない?^^;
「開けたら閉めろ…」沖津が新山を相手に問答。すでに何度も繰り返してきたらしい。しかし話が噛み合わない。沖津の言うことももっともなんだが、
姿勢正して説教されてもパンツ一枚の姿じゃな〜。トイレのドアの話だし。新山のどうしようもなさと、沖津の妙な神経質さがくっきり。
拳銃とモデルガン 新山には新山の言い分があるらしい。「覚えてないのかよ…ホントに?」
部屋の向こうの増設客席のそのまたどんづまり、ふすま一枚。三人のうち誰が使うのかと思っていたら天街さんだった。異変を予感?、待ち構える二人がカウボーイもどき。ちゃぶ台を馬代わりの佃さんは向こう側から見たかったな。あのカウボーイハットって『阿保どもの徒党』で使われたもの?
改めて部屋のドアから登場した天街さんは宅配便を装った新聞の勧誘員。動くたびに白髪メイクの粉も舞っている。沖津宛の郵便封筒と引き換えに契約をとる。さっきまでは竹ざお売りでラーメン屋もやっているらしい。
離婚届の束
留守電にメッセージを吹き込む。長年会っていない息子に、いきなり父親であろうとする。それにすがろうとする。虚しい。
「この箱を捨てた奴は、殺ス」…前半でのもってまわった物言いから一変、この沖津(佃さん)にはぞくっとしてゾクゾクした。
最後、ヤバイということだけは判っているがドつぼにはまっていかんともしがたい、というより…なにも考えていない新山。状況を把握してちゃっかり保身する沖津。なにがどうなるのか構えて見ていたのが、一気に腑抜けにされて笑うしかない終幕。
佃さん☆☆☆☆☆☆ 寺十さん☆☆☆ 天街さん☆☆☆
26日(月) 19:00開演 HIGHLEG JESUS 『Baby、五臓六腑にしみわたるのさ』
作・演出 河原雅彦 客演 三宅弘城(ナイロン100℃) 峯村リエ(ナイロン100℃) 大堀こういち うべん(遊気舎)
下北沢駅前劇場 前売3,200円 通路座布団
観劇理由:ナイロン100℃の三宅さんと峯村さん観たさ。
観劇前:怖いもの観たさ?…観るのか… 2001.2.5
観劇後:思っていたより判りやすい。下ネタで笑ってる自分がヤダね。
どんな流れだったかはすっかり忘れてしまったけど、謎の子供・血便(うべんさん)の台詞「『人間風車』は初演の方が良かった。とにかく升がダメ!」あらら知〜らないっと。
そういや、23日の『ニールトーキツ』と立て続けに男のパンツ一枚姿を観る事になったけど…佃さんのほうがいいな…。
峯村さんの連続ターン☆☆☆☆☆ ダンスのときの三宅さんのヒップ☆
28日(水) 19:00開演 加藤健一事務所 『銀幕の向こうに』
作 ニールサイモン 演出 久世龍之介
下北沢本多劇場 前売電話予約4000円 F−6
観劇理由:ここならなにを観ても見て損はなさそう。
観劇前:突然あらわれた娘に振り回される父親の話と言うので、わがまま娘を想像していた。
観劇後:父親と娘の会話、父親とその恋人との会話、くすぐったかったり切なかったり。
父親の娘への気持ちと息子への気持ちとはちょっと違うのねというところが何箇所かあったけど、それには触れず。
娘☆☆☆☆☆ セット☆☆☆☆