今年からコメントの付け方を変えようと思います。しばらくは試行錯誤して落ち着かないと思いますが、ご容赦ください。 

1月 覚え書2001年1月へ

3日(水) 14:00開演 涙目銀座 『OVER THE CENTURY』 

脚本・演出 福島三郎 出演 村田雄浩 西牟田恵 三宅弘城 福本伸一 川原和久 水森聖子 森若香織

新宿シアターTOPS 当日券 ベンチシート ベー1 3,800円

観劇理由:村田さん、川原さん、西牟田さん、三宅さんと出演者が気になる。涙目銀座は『夢から覚めても』を観て面白かったし、期待大。

観劇後:話は予想を少しづつかわされて、面白かった。どこか不器用で必死な登場人物たちも好み。頼りなくておかしくて愛しい話。

村田さんは、ものすごく汗っかきさん?ひょうひょうとした感じと真摯な表情。ドラマやCM、テレビで観るのとおんなじだ〜^^。役に合わせたつっかえ気味のしゃべり方は独特。

西牟田さんは『それいけ小劇場!』と、この公演で顔と名前を覚えることができたと思う。しっかり者の心のなかで悲しみが溢れてくるところが良かった。

川原さんの “物語る三白眼”も活躍。好きな房子の言葉に動揺したり、刀を取り上げられて羽子板持たされたりと情けないところ、納得いかない事には凄みの利いた追求をするところ、時代とのズレにおろおろするところなんかが好き。そういえば、西牟田さんのセツと、川原さんの弥助とのやりとりで、消されちゃいけないロウソクの火が消えてしまったハプニングがあった。二人ともとてもびみょ〜な表情をしていた。

悪役の福本さん、笑っちゃいけないから大変そう。

ヒューマン度☆☆☆☆ おかしさ☆☆☆☆ 出演者☆☆☆☆☆ 意外性☆☆ 満足度☆☆☆☆

9日(火) 19:00開演 tpt 『蜘蛛女のキス』

作 マヌエル・プイグ 演出 ロバート・アラン・アッカーマン 出演 高橋和也 山本亨

森下 ベニサン・ピット 電話予約 全席指定8番 7,000

観劇理由:tptの公演はいつも気になりつつ見逃していた。『蜘蛛女のキス』は前から観たかった作品だし、山本さんも気になる。

観劇後:山本さんの足。女っぽいのだけれど、どこか不自然なゲイの足。高橋さんの足。若き革命家の足。無理をして踏ん張っている足。

知らず知らずのうちに芝居に引き込まれ、気が付くと肩ががちがちになっているほど、息をつめて観る。

理解度☆☆ 緊張度☆☆☆☆ 出演者☆☆☆☆ 劇場☆☆☆☆☆ 満足度☆☆☆☆

13日(土) 14:00開演 MOTHER『インビジブル・タッチ』

作・演出 G2

新宿サザンシアター  8−12 ご招待同伴(hiroさん感謝!) 

観劇理由:升座長ど主役、出ずっぱり、楽しみ。&上演までにストーリーがどれだけ変わるかも楽しみ。

観劇後:歌が印象的。耳について離れない。

あとから台詞やシーンの意味を理解する所が多かった。気づいていいはずの事に気づけず、見事にやられた。悔しい。

初回なのでお客も構えているのか、いまひとつ笑いがおきない。自分も笑うに笑えない感じがした。

台詞トチリ多かった〜。

升座長はそれほど出ずっぱりでもなかったけど、へなちょこな感じは好きな役。最後はじんとくる。

しかしあの終わり方はもどかしい。あれはエンディングではなく、クライマックスじゃないのか?

セット・仕掛け・衣装・小道具・美術・音楽・照明☆☆☆☆☆ ダンス☆☆☆☆☆ 満足度☆☆☆☆

14日(日) 14:00開演 MOTHER『インビジブル・タッチ』

作・演出 G2

新宿サザンシアター  補助右列―6 当日券 4,300

観劇理由:前日昼の初回を観たうえで、夜の回を観るのをやめ、今回を観ることにする。

観劇後:初回を思い返しながら観る。

升座長、タチバナの「生き返ったんだ…」のくだり、力演。

やはりキョウスケがどんなことでユウキを脅迫していたのか謎。タチバナとイマイズミの悪事?もいまひとつ納得イカない。

台詞トチリは減ったものの、やはりある。

そして今回は音だしミスが痛い。平手打ちの効果音がタイミングはばっちりなのに発砲音になっていたのと、すぐにかけ直されたがカーテンコールの曲が定番の曲ではなくダンスの曲が流れてしまっていた。

当て書き度☆☆☆☆★ 音だし☆☆★★★ 松君☆☆☆ 笑☆☆☆☆

14日(日) 17:00開演 流山児★事務所『白鷺城の花嫁』

 作・演出 ラサール石井

スペース・ゼロ 補助席Z列10番 『声優舞台』HP割引 3,600(小松さんに感謝!)

観劇理由:ラサールさんの企画は好きだ。この会場で流山児色がどう出るのか楽しみ。

観劇後:なんか…悪い夢を見ていたような^^; といっても面白かったし、大満足なのだけど。

歌謡ショーではじまり、正統派シリアスが混ざるかと思えば、笑っちゃうほどの省略とデフォルメ。でもなんかどうでも良くなっちゃって。

デパートの高級おせち料理の重箱みたいな、豪華さとあれあれって感じのスキマとさすがと思わせる味と工夫()

ゼロの奥行きや奈落を上手く使った演出も良かった。

客演の方々(ただし深沢さんを除く)によって、流山児★事務所の役者陣は結構小柄なのを認識。

意外性☆☆☆☆★ 娯楽度☆☆☆☆☆ 衣装・装置☆☆☆☆☆ ダンス☆☆☆ 歌☆☆☆☆()

 (以下流山児★事務所HP掲示板への書き込み)

書き込み遅くなりましたが『白鷺城の花嫁』14日拝見しました。
これは本当に流山児★事務所の公演!?と驚かされる中にも、しっかり、らしい毒っ気もあり大満足でした。
客演陣が華を添え、若手が踏ん張り、中堅が味をだしてと、ものすごくバランスの良い公演だったのではないでしょうか。
流山児さんも、なんでも欲しがる子供のようだったかと思えば、これでもかというほど狂気に満ちた顔をみせたりと大熱演でしたね。

 

18日(木) 19:30開演 TEAM発砲Bzin 『センゴクプー』

作・演出 きだつよし ゲスト 小山剛志(GLove)

下北沢本多劇場 M−19 当日券 4000円

観劇理由:発砲は一昨年ぐらいから観はじめて、要チェック。小山剛志さんゲストだし〜。

観劇後:期待しすぎていたのか、面白かったけれど、ちょっと長めに感じた。なんだかこれまで観て感じていた、パズルが思ったとおりにピタッとはまっていくような所がない。

情報誌で衣装のデザイン画を見たときは、どうだかな?と思っていたけど、実際に観てみたらなかなか良かった。とくにゲスト小山さんの、いかにも荒くれ者風デザインの衣装が良かった。

最初の方の殺陣シーン、あれじゃ風助(きださん)何回か死んでるんじゃないかいう感じだったけれど、後半はカッコよかった。武藤さんの体をはったアクションシーンも楽しかった^^。

小山さんは憎まれ役、それも武力封建主義のすけべオヤジ。派手なアクションが似合う。でもお公家に化けて登場のシーンもあった。あごを突き上げて去っていく姿が可笑しい。

今回もきださんが小柄なことがネタになっている所があるのだけど、とあるシーンで小林さんがきださんに言う台詞「背が足りないわ!」って聞えた。だけど本当は「誠意が足りないわ!」だった。思い込みって怖い。

平野くんじさんの変な外国人宣教師もお約束なんだけど可笑しい。

衣装☆☆☆☆ もう一度見たい度☆ お約束☆☆☆

20日(土) 14:00開演 18:00開演 MOTHER『インビジブル・タッチ』

作・演出 G2

新宿サザンシアター  昼17−7 当日券 4,300円/夜18−17 前売4,000

観劇理由:

観劇後:役者一人づつの名前と顔を覚えたら、なんとなく芝居全体を捉えて観ることができなくなってしまった気がする。でも若手でも多彩な役者が揃って一つの芝居を作っているのはいいことだよな。

あの二人の歌は私にもパワーを発していた。

31() 1400開演 ダンダンブエノ 『持ち上げる人』

作 林邦鷹 演出 林邦鷹・近藤芳正

出演 阿部寛 深浦加奈子 酒井敏也 山西惇 近藤芳正 

シアタートップス  当日4500

観劇理由:キャストが豪華と言うかなんとゆうか。

観劇前:※『超老伝2000』のときのDM希望FAXを出し忘れてしまっていたのが痛い。まだチラシ見た事な〜い。阿部さんけっこう好き。

  ※チラシGet!やっぱ濃いわ。^^;

観劇後:予想していたよりも“予想どうり”で正統法だった。やっていることはとてもオカシイけど。気持ちのどこかでもっとハチャメチャを期待していたのだけれど、ちゃんとお芝居だった。

チラシのイメージから阿部さんはもっと小汚いというか、うさんくさい見た目を想像していたが、けっこう小綺麗だった。

31() 1900開演 オリガト・プラスティコ 『カフカズ・ディック』

作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ

出演 小須田康人 山崎一 田山涼成 三上市郎 正名僕蔵 廣川三憲 内田春菊 松永玲子 小沢真珠 広岡由里子 他

下北沢本多劇場 観劇理由:このキャストは観なきゃでしょう。

観劇前:※ちづさんが応募してくれた招待券プレゼントが当選。1月31日夜の回観劇決定。2001.1.15

観劇後:キャストやチラシのイメージからコメディかサスペンスタッチの芝居かと思っていたら違った。

この日二本目の観劇で疲れもあったが、途中かなり眠かった。

田山さんの押えボケキャラ、松永さんのウエイトレス、広岡さん&三上さんの大家夫婦が面白かった。