〜2003


2004

1月


2月



3月


4月


5月


6月



7月



8月


9月


10月



11月


12月



2005

1月


2月



3月


4月


5月



6月


7月



8月


9月


10月


11月


12月



2006


1月


2月


3月



4月


5月


6月



7月


8月


9月
<HERE!!>



日記



09/17
あの頃に風を
豊島ミホの『檸檬のころ』を読んだ。
とある田舎町のとある高校を舞台にした連作短編集。
エッセイの『底辺女子高生』の後に読んだので、作者の体験がかなりモデルとして取り上げられている(下宿生活だったり、保健室通いだったり)。豊島ミホはあとがきで「自分の高校時代は暗く無様なものだったけど、そういう人の、地味なりの青春を描きたかった」と書いていて、そうして「書いているうちに、高校時代が楽しかったもののように錯覚してしまった」と語っている。
そういう、「ささやかな回復の手立て」として、この小説は在るのだと思う。
正直、読んだ感想は、僕が豊島ミホの作品を手にとるきっかけとなった新作の短編『手のひらの中のやわらかな星』ほどの良さはなくって、特に1話目『タンポポのわたげみたいだね』のストーリーテリングには首をちょっと傾げてしまった。藤沢の告白に頷くところまではメチャメチャ良かったのに。
けれど、この小説は「地味な人が書いて地味な人が読んで傷の舐め合いをする」ようなものではなく、物語の力を借りて「あの頃」に深く潜り、「あの頃の自分」をちょっとイイものにしてあげる、というような機能をちゃんと備えている。何てことのない言葉の選び方や行間から漂ってくる、暖かな春の匂い。そんなやわらかな空気に『檸檬のころ』は満ちていて、2話目『金子商店の夏』3話目『ルパンとレモン』・・・と読み進めていくうちに、僕はこの小説がだんだん好きになっていった。

あの頃には、「地味な自分」と「くだらない(と自分が見なしている)世界」があった。
そして豊島ミホが選んだのは、「地味な自分にスポットを当てる」こと、
ただそれだけで、それを描ききることに、豊島は意識を集中している。
「心の闇」とか、「平坦な戦場」とかではなく、
ただただ、「視線が下がりがちの、地味な高校生の姿」を描くために。

<女子高生なんて大体派手に遊んでるイメージ、でなければ逆にすっかり病んでしまってるイメージが氾濫する今ですが、地味な高校生活を送っている子たちだって相当数いるはずです。その地味な生活に輝く一点の星にスポットを当てて書こうと決めて、この連作短編集に取りかかりました。(あとがきより)>

「地味な生活に輝く一点の星」を。

そんな彼女のささやかな想いは、
不恰好ながらも、
素敵な形で結実している。


今日のtsuyoの1曲
Mr.children:ロードムービー
TOP
09/16
おーたむ
■秋、ですな。
 涼しいと言うか肌寒いと言うか、どっちかちょっと微妙、くらいの陽気。
 この陽気がずーっと続けばいいのに。と、けっこう切実に思ってしまう。
 どうせすぐ寒くなるんだよなー。

■ソウル・フラワー・ユニオンのベストが延期に次ぐ延期。
 初回限定のDVDに何か不具合があったのでは、と僕は睨んでいる。
 早く聴きたい。まだコンポ直ってないけど。

■先日、自室のベッドの、枕側の壁に貼っていたポスターを変えた。
 『ザ・ミッション/非情の掟』から、『ブロークン・フラワーズ』に。
 男気120%の香港映画から、ジャームッシュのアメリカン・インディペンデントもの。
 部屋のオシャレ度が若干UP。ほくそ笑む俺。と同時に、D.T.色が薄らいだことに、
 一抹の寂しさも感じる俺。
 秋、ですな。

今日のtsuyoの1曲
バンプ・オブ・チキン:ギルド
TOP
09/15
暴風雨の中で
今日と明日はエンギザにて松本CINEMAセレクトの上映会。夜の9時から『バッシング』を上映。両日、小林政広監督を迎え、今日はティーチ・イン、明日はフォーク歌手としての顔も持つ監督のライヴという豪華なプログラムでございます。しかもティーチ・イン、進行役を僕がやりました。すげー恥ずかしかった!テンパリまくったよ!!

映画はイラク人質事件を題材にした、ハードな人間ドラマ。感電しそうなほど苛立っている主人公ゆうこ。彼女は終始「怖い顔」で、観客からの感情移入を拒んでいるように感じられる。周囲からの非難、膨れ上がる焦燥。82分の間、「お前は彼女を肯定できるか。」という問いかけを、ずっと突きつけられているような気がした。

今日のtsuyoの1曲
THE BOOM:TIMBAL YELE
TOP
09/14
アレが聴きたい。
頭ん中がこんがらがって、帰宅。

すぐお風呂に直行し、わしわしと髪を洗いながら、
頭の中の空気を入れ替えるのに最適な音楽を考える。
くるりの『アンテナ』などよろしかろう。
松本孝弘の『華』もいいな。
民生の『LION』は今はちょっと違うか・・・。『FAIL BOX』なら、いいな。
シェリル・クロウの2ndもいいかもしんない。
・・・と考えながら僕は知っている。
ここにも何度か書いているけれど、僕のコンポは壊れていて、
いま修理に出している最中なのだ。

でも、と僕は思う。

見積もりが出た時の電話で、店員さんは
「一週間から10日くらいかかります。」と言ったじゃないか。
電話があった日は2日の土曜日だから、もう12日も経っている。

おい、もう12日も経っているぞ。早くしろよ。

と、僕は心の中で名前も顔も知らない電気店の店員さんに毒づく。
2日遅れたくらいでそんなやさぐれるなんて、どんだけ心が狭いんだ俺。と感じながら。

MDウォークマンがあるから、音楽ライフは完全に断たれたわけではないのだけど、
家にいる時はアルバム1枚を頭から聴きたくって、
でもMDはほとんどが自作コンピなので、何と言うか、すれ違いばかりなのだ。
アルバム丸ごと録音してあるMDも何枚かあるんだけど、
残念ながらいまケツメイシの『ケツノポリス4』やウルフルズのベストや
エレカシの『扉』を聴く気分にはなれないのですよ。良い悪いとかじゃなしに。

でも頭はこんがらがり、音楽が必要だ、と思う。

僕はくるりを諦め、松本孝弘を諦め、民生を諦め、シェリル・クロウを諦め、
自作MDをウォークマンにセットし、スキップボタンを押しながら、
今の気分にしっくりする曲のみに耳を澄ませる。
妥協して選んだ今日の1枚だけれど、流れる曲自体は最高だ。
今日のところはそれでいいじゃないか。

だけどやっぱり、いちばん聴きたい曲をそのまま聴きたい。
だから早くコンポ直れ。
おい、もう12日も経っているぞ。

今日のtsuyoの1曲
矢野真紀:この世界に生きて
TOP
09/13
フードを被った女の子
ずーっと買うつもりでいて、この前ようやく買った『ほえる犬は噛まない』のDVD。東ハトのポテコをパクつきながら鑑賞。外は雨で、今日は寒いくらい。

やっぱ面白いよなー。
ユンジュ役のイ・ソンジェが、特別映像のコメントで、「この作品は映画的なドラマと漫画的な想像力が合体した映画です。」と説明してるけど、それ正にドンピシャリ。ヒョンナムがドアにぶつかるあのシーン、ヒョンナムがスンジェを助けに向かうあのシーン。よくあんな発想が出てくるもんだよ。すごいよ。すごいよ、ポン・ジュノ。

で、観るの3度目で今さら実感したんだけどさ、
これって実はすげー悲しいオハナシだよね。
労多くして功少なし・・・どころか、無いよね、得たものなんて。ラストなんてしみじみと悲しいし。
だけどそんな悲哀がポップに語られるこの映画はとっても愛らしい。観るの3度目で、ますます好きになっちゃったんだなっ。

あと、ペ・ドゥナの来日時のコメント。
肩をざっくり出したドレスを着てて、僕はとてもドキドキしてしまいました。

今日のtsuyoの1曲
バービーボーイズ:ショート寸前
TOP
09/12
キバルト・デルッヘ
『ドラゴンボール』の時も、
『スラムダンク』の時も。
そんなに食指は動かなかった。

でも今度ばかりはっっ!

『Dr.スランプ』完全版、
10月4日から刊行決定!!


ぎゃーっ!絶対買うよっ!!

集英社、オトコ前ー!

今日のtsuyoの1曲
ユニコーン:シンデレラ・アカデミー
TOP
09/11
後藤正文、愛称ゴッチ。
バイトから帰ってきて、バンプの『FLAME VEIN』が
ムショーに聴きたくなったのだけど、
コンポはまだまだ修理から戻ってこない。
ちなみに修理代に1万400円かかるそうだ。何てこった。

アジカンのHPでゴッチの日記を読む。CCCDについての所感。
個人的な思い込みなのだけど、この人の文章には、
「まあ、どうせ伝わんないだろうけど。」みたいな諦念が凄く感じられる。
どれだけ熱く語っても、同時に同じくらい醒めている感じが、
何か切ないっつーかグッとくるっつーか。

そのもどかしさみたいなものを、
煮詰めて尖らせてささくれ立たせると、
そのままアジカンの音楽に、なる。ような気がする。

そういや10月に編集盤が出るよね。
楽しみー。

今日のtsuyoの1曲
アジアン・カンフー・ジェネレーション:ワールドアパート
TOP
09/10
犬から怪物へ。
ポン・ジュノこそが怪物<グエムル>である。

彼にとっては、「観客を楽しませよう」とか、「感動させよう」とか考える義理などない。
『グエムル 漢江の怪物』は、ポン・ジュノが映画作家としての原初の才能を爆発させた、破壊的なまでの映画的ダイナミズムの塊である。リアリティ?頼むからそんなバカバカしい言葉は口にしないでくれ。僕らはこの圧倒的なフィルムに飲み込まれればいいだけの話だ。
身体的な快感を呼び起こされる長回しに酔い、砂のように乾いた人間ドラマに、うろたえながらぎこちない笑いを引き攣らせればいいのだ。

『ほえる犬は噛まない』の毒が、『殺人の追憶』という大傑作を経て、『グエムル』で猛毒になった。その快感。

「笑いと叫びはよく似ている」(岡崎京子)
道徳よりも、ポン・ジュノの映画だ。

今日のtsuyoの1曲
椎名林檎:月に負け犬
TOP
09/09
クロエ・セヴィニーがイイ味出してます。
今日は松本CINEMAセレクトの上映会。ひさびさに顔を出せたよ。エンギザにて、ジャームッシュの『ブロークン・フラワーズ』だ、ひゃっふー!
相変わらずやる気のないビル・マーレイや、ただのおばさんのシャロン・ストーンや、プラスチックで出来たみたいな食べものや、全土がサバービアと化したかのようなアメリカの風景・・・。どんづまってます。やっぱりジャームッシュはどんづまってます。でもラストには何らかのアップリフトがあるんだろうな、と思ったら、すっげえ寂しいラストのまま、エンド・ロールへ。
でも、なぜか僕の心はほぐれている。イイわー。すっごくイイわー。
ケン・ローチの作品が、何の救いも描かないのにそこに確かに希望が介在しているのと同じように、
ジャームッシュの映画は、とことん諦めがみなぎっているのに、何故かとてもチャーミングだ。
つーか実も蓋もないことを言ってしまえば、
この役にビル・マーレイをキャスティングしたっつー時点で成功してるよね。反則感すら漂うもの。

劇中の、
● 自分宛ての郵便物を他人の家で読む
● 人が聴いていたCDを自分の好みのCDにセット
  し直して、帰る。
というアクションがツボに入った。かっちょ良いー。
いつか真似したい。

今日のtsuyoの1曲
スピッツ:迷子の兵隊
TOP
09/08
ハチミツとクローバー

終わった・・・。

正直、9巻でぶわっと広げられた風呂敷が上手く畳めてないんじゃないか、とか、言いたいことはそれなりにあるのだけど、
そんな小さな綻びなんて帳消しにしてあげたくなる程、あの決めコマが素晴らしすぎる。あの決めコマというのはもちろんあれよ。「ハチミツとクローバー」というタイトルの意味が明かされて、竹本君が○○するトコロのことよ!あのシーンで喚起される感情の昂ぶり。その「熱」こそが、この作品の着地した場所なのだと思う。メチャメチャ突き刺さりまくったよ。キラッキラだ。

そう。
『ハチミツとクローバー』は、
キラッキラのお話だったんだ。
切なさも暖かさも。
何もかも、すべてが。

今日のtsuyoの1曲
Mr.children:Mirror
TOP
09/07
しかし新書って所有する楽しみがない。つくづく。
豊田ミホの『底辺女子高生』を読み終わって、本屋で何かねーかなー、と次に読む本を探していたら、こんなのを見つけた。集英社新書の『憲法九条を世界遺産に』という1冊。かなり気恥ずかしいタイトルだけれど(レジに出すとき、ちょっと恥ずかしかった)、太田光が噛んでいるので買わないわけにはいかない。『アースダイバー』などでお馴染み、中沢新一との対談をまとめた本で、タイトル通り、九条について語り合っている。もともと2人はメル友だったらしく、対談中の穏やかな雰囲気が微笑ましい。「僕ら、分かり合えるよね」みたいな。

中沢新一の、「ディスコミュニケーションが世界を豊かにしている」という意見に頷きながら、「でも国家とか宗教とか法は単一の価値観を立てようとしているわけで、ディスコミュニケーションを是とするか否とするかで、大きな齟齬が生まれちゃうわけよ。」という指摘に、ムムムと悩む。

いま、憲法改正論議が盛んに言われてるのは、まあ九条に限って言うと、「でもさ、九条って矛盾だらけだよね」という意識が、世界的な流れの中で飽和状態に達したことがひとつの大きなきっかけになってると思うんだけど、それもディスコミュニケーションと同じく、その矛盾(不合理な部分)をどう捉えるか、つー話だよね。

現在、第1章を読み終えたところ。果たして「憲法九条を世界遺産に」というオピニオンには、どんな意思が孕まれているのでしょーか。

今日のtsuyoの1曲
ユニコーン:俺の走り
TOP
09/06
マイケル・マン、リミッターを外す。

 

ごっつひさしぶりに映画を観に行く。エンギザにて『マイアミ・バイス』鑑賞。
どういう映画だったかというとですね、
マイケル・マンが、「テレビシリーズの魂の部分を映画にしようと思ったんだよ。」という
「建前」で撮りあげた、己のフェチズム全開映画だったですよ。
すげーよ、マイケル・マン。もうやりたい放題。

マイケル・マンが好きなもの。
男×男の沸点高いドラマ。
夜の闇に輝く摩天楼。
銃撃戦。
そしてコン・リー。

もう、それのみで構築された映画。ってかそれ以外印象にないし!
最早ストーリーなんてどうでもよろしい。
『コラテラル』にはノレなかった僕も、ここまであっけらかんと
自分のやりたいことだけやられると、もう何も言えない。
完全に突き抜けちゃってて、笑うしかないよ。

いやー、すげかった。
マイケル・マン、濃いわー。


今日のtsuyoの1曲
ケツメイシ:願い
TOP
09/05
クイズで青春
夜、ビデオ録画した『高校生クイズ』を見た。
でも眠くなったので準決勝前まで。
長野県代表の松本深志は1回戦であえなく敗退。
甲子園で勝ち上がっていくオラがとこの代表校、と同じくらい、僕は高校生クイズで勝ち上がっていく地元の代表校がとてもとても見たいのだけど、その夢はまたしても来年に持ち越しとなった。
そして高校生クイズを見るたびに思う。
「あー、『アメリカ横断ウルトラクイズ』復活しねーかなー」と。

今日のtsuyoの1曲
CHAGE&ASKA:クルミを割れた日
TOP
09/04
三谷幸喜がおニャン子を踊る。

昨日の日記で「最近はほとんどTVを見てないよ。」と書いた先からTVネタなんですが、

見たかい!?
JALの先得割引のCMを!
三谷幸喜と相武沙季ですよ。もろピンポイントですよ。まさに夢の競演ですよ、個人的に。

JAL、やるなあ。などとしみじみ思っていたら、auのCMに田中美保が出てるじゃないか。「auの絵文字と美保」ですって。田中美保、かわいすぎる。

TV、どんどん観ないと・・・。

今日のtsuyoの1曲
ボニーピンク:Tonight,the Night
TOP
09/03
日々の隙間に。
もともと熱心にTVを見るたちじゃないんだけど、
(10代の頃なんかはTVばっか見てたけどね。)
最近は楽しみにしている幾つかの番組を除けば、
ほとんどTVというものを見なくなっている。
とりあえずリモコンでTVの電源を入れる、みたいなこともしなくなったし。
それより、静まり返った部屋で本を読んでる方が、気分がほっこりする。
ようやく夕方を過ぎれば涼しくなってきたし、
夕飯を食べた後に自室に戻って、ベッドに寝そべって本を読んでると、
「お気楽感」が体を包んで、何というか、とても癒される。
頭をこんがらがらせる有象無象から少し、解放される。
その感覚は、音楽を聴いてるときとはまた違うリラックスが出来ている感じで、
たぶん僕がいま1日の内でいちばん大切にしている時間は、
この「部屋で本のページを繰っている少しの時間」なんだろうと思う。

ベッドの上で最後の一行に目を通し、
豊島ミホの『底辺女子高生』読了。
エッセイというかたちの、これはキラキラした「小説」でした。


今日のtsuyoの1曲
THE BOOM:朱鷺―トキ―
TOP
09/02
ゆっくり本を読む時間が欲しいなー。

● 『フランタ・リンツ・ライフ』(森博嗣)
● 『少し変わった子あります』(森博嗣)
● 『カクレカラクリ』(森博嗣)
● 『長崎くんの指』(東直子)
● 『愛について語るときに我々の語ること』(レイモンド・カーヴァー)
● 『わたしを離さないで』(カズオ・イシグロ)
● 『ヘルメットをかぶった君に会いたい』(鴻上 尚史)
● 『檸檬のころ』(豊島ミホ)

以上、8冊。
僕が読もうと思っている小説。
読むペースがアホほど遅い上に、
「小説は安らかな気分で読みたいー。」とか何とか言って、
寝る前にしか読まないから(たまに喫茶店とかで読むけど。ちなみにその他の時間ではエッセイやノンフィクションを読んでるわけよ。)、1冊読み終わるまで、すごーく時間がかかる。
なので、上の8冊全部読破がとても長大な道に思えます。
つーか、いつの間にこんなにストックが溜まっちゃったんだろ・・・。
今、森博嗣『ダウン・ツ・ヘブン』を再読してるのだけど、
これ読み始めたの、先月の10日・・・。遅せえっ!

今日のtsuyoの1曲
aiko:あなたと握手
TOP
09/01
今日も教室の端っこで。
いま読んでる本。豊島ミホのエッセイ『底辺女子高生』。
くるり岸田のインタビュー目当てで買った雑誌「パピルス」(詳しくは8月30日の日記参照)に、この人の読みきり小説が載ってて、初めて聞く名前の作家だし、何気なく、ほんとーに何気なくその小説『手のひらの中のやわらかな星』を読んでみたら、もうまいっちまったのだ。ヘロヘロになった。ああ、すげーイイ・・・。ひとりの女子高生が主人公の、ガーリー小説です。つまり女子もの。女子の、女子による、俺のための女子小説『手のひらの中のやわらかな星』。僕の魂のゴールネットにおもくそ突き刺さりましてよ・・・。
あああ。豊島ミホ。豊島ミホ。
と、昨日宮脇書店で買った本がコレ。豊島ミホが自身の高校時代を綴った追想エッセイ。タイトルがズバリ内容を語ってますが、語られるのは「イケテネ女子のドツボな高校生活」。高校デビューに失敗し、華やかな女子グループに入ることなど出来ず、『天使なんかじゃない』の翠ちゃんにはなれないことを痛感した私。そう、底辺女子高生。てなもんだ。できればタイトルは「底辺女子」にしていただきたかった。

「――私が『一番下』だ!
どうしよう、と思った。私は、いくらなんでも『一番下』にみなされたことなんかなかった。いつも、新学期の立場はいいほうだとは言えなかったけど、そこをゴリ押しして、『高い』子たちを無理なギャグで笑わせたり、とにかくみんなの気をひいて、私はちゃんとクラスになじんできた、はずだった。
なのにどうしてだろう、その新しいクラスに於いて、私はもう、何をしようと無駄なポジションについていた。
そう、まさに『底辺』、ほんとうにほんとうの『底辺』に私はいたのである。」


繰り広げられる彼女の高校時代ブルース。
おもくそシンパシー感じながら読んでます。
教室の真ん中でたむろってる華やか男子・華やか女子を横目で見てた人、
そして実は羨ましかった人、手を上げて。
あなたそうですか?僕もなんですよ。

どうですか?
豊島ミホ『底辺女子高生』。


今日のtsuyoの1曲
ゆず:アゲイン2
TOP