LPガスの安全について


****安全チェック****

LPガスを使っていて一番に気になるのが、不完全燃焼によるCO(一酸化炭素)
中毒とガス漏れではないでしょうか。
その原因として考えられるのが、換気不足、すすやほこり等による給・排気口の目づまり、
機器やガス管の老朽化、機器内部の機能不良などです。

ご自分でも日頃からわが家の安全管理を心がけておくとより安心です。これを機会にお宅でも、
ガスまわりをポイント別にチェックをしてみてはいかがですか。

**ここがガスまわりのCHECKポイントです。**


ホースにも寿命がありますヒビ割れは等はありませんか?
ゴムホースの交摸時期は約2年が目安ですが、ホースの種類や使用条件によって異なってきます。機器の掃除と一緒に、ホースも定期的に点検するように習慣づけましょう。ガス漏れチェックは”石けん液“をホースや
器具との連結部に、ハケや筆で塗るだけでOK。もしガスが漏れていたら、その部分に泡ができるので、すぐに発見できます。
※ガス漏れ専用の「スプレー式ガスチェッカー」も市販されています。
暖房機器のホースは3m以内にする
ホースの折れ曲がりや、ねじれの確認
使っていない元栓は閉め、必ずゴムキャップを付ける
3つ又配管は厳禁!すぐにやめる



「ガス小型蕩沸器」を使っているお宅は換気をキチンとしていますか?
旧型の場合、換気不足などで起こる不完全燃焼によるCO中毒防止のためにも、とくに注意が必要です。
使用中は”必ず換気扇をまわすこと“を守って下さい(換気扇がない場合は、窓を開けて使用する)。
新型には「不完全燃焼防止装置」などの安全機能が配慮されていますが、古いタイプには付いていない場合があります。もしこのタイプをお使いなら、早めに買い替えた方が安全です。
※CO感知専用の警報器を設置しておけば、さらに安心です。(不明な点があればご連絡下さい。)
長時間の継続使用はひかえる(やむをえない場合、30分に1回、1分以上窓を開ける)
浴室まで延長して、シャワーの代わり等に使うのは危険なので絶対しないこと
洗濯機への給湯などにも使用しない
機器のフードの上下の汚れと、機器上部の掃除をまめにする(目づまり防止)



浴室内に風呂釜があるお宅では換気不足が心配です風通りをよくていますか?

いわゆるバランス釜と呼ぶCF型の風呂釜は、給気は浴室内から、排気は排気筒(燵突)から出す構造になっています。浴室の風通しが悪いと、不完全燃焼しやすく、浴室内にCOがたまってしまいます。「給気口」と「排気口」をまめに掃除して、空気がよく流れる状態にしておくことを心がけましょう。 CF型の風呂釜を使用中はキッチンの換気扇は絶対にまわさない
鳥の巣や枯れ葉等、排気筒をふさいでいるものはきれいに取る
排気筒のズレ・穴あき部分の確認



もしも、ガスがもれたら…

ガス漏れ警報器が鳴ったとき、ガスのニオイに気づいたときの対応は?

<ガスがもれた時の対応手順>

屋内の火は全部消します。
元栓・器具栓を閉めます。
窓や戸を大きく開けてガスを追い出します。
ガス供給を受けているLPG販売店に連絡して、点検を受けて下さい。

ただし以下のことはしてはいけません!

×たばこを吸ったりしないでください。
×電気のコンセントやスイッチなどにふれるなど発火の原因となることは、絶対にしないでください。
とくに「ガス臭い」からといって、換気扇は絶対にまわさないで下さい。まわっている換気扇はそのままにしておいて下さい。
×ガス臭い場所での電話機のご利用は避けて下さい。

以上のことを、もしものときに出来るように日頃から確認しておいてくださいね!


「お宅のガスコンロ、ちゃんと燃焼してますか?」

チェック

ガスのちゃんとした燃焼の炎は、必ず「青い炎」が出ます。

赤っぽい炎は、不完全燃焼していますのでお手入れを!


完全燃焼


空気不足


空気過多

ガスコンロなどの目づまりなどを時々ブラシなどでお掃除をして、きれいな炎でお使いください。

わからない場合は、お気軽にLPガス販売店にお尋ね下さい。


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