お招きを頂きました地域団体を代表いたしまして、一言ご挨拶を申し上げます。
保護者の方々、お子様のご入学おめでとうございます。
教職員の方々、このお子さんたちをお預けいたします。よろしくお願いいたします。
子どもは、ご家庭の宝であるだけではなく、地域の宝でもあり、またやがて私どもの将来を担う世界の宝でもあります。地域社会の各団体でも保護者の方々、教職員の方々とともにこの子どもたちの健やかな成長を切に願っておりますので、お手伝いの必要のある事柄はご遠慮なくお申し出下さい。ぜひともお力になりたいと存じます。
さて
新しく、篠原小学校に入った新一年生のみなさん、ご入学おめでとうございます。これから6年間楽しく勉強し、元気よく遊んで下さい。困ったことがあったら、先生や安心して話せる大人にどんどん相談して下さい。先生はこわい人ではありません。学校はこわいところではありません。皆さんが明るく元気よく育っていくために先生がいて、学校があるのです。先生や学校のために皆さんがいるのではありません。
そこで、皆さんに一つだけお願いがあります。
皆さんの周りを見回して下さい。横や後ろや、ちょっと離れた子たちです。
見ましたか?
自分と同じ顔をしたお友達はいますか? 自分と同じ服を着た子はいましたか? 自分と同じ背の高さの子も珍しいですよね。
皆さんは、一人一人違います。違うのが当たり前です。同じ顔のお友達がいないように、同じ子はいません。みんな違うのが当たり前なのです。
ですから、人と違うことは変なことではありません。困ったことでもありません。無理にお友達と同じになることはありません。違っているお友達も変ではありません。ただ違っているのです。
どうか、違っている、ということで、自分のことを変だと思わないで下さい。違っているということで、お友達のことも変だと思わないで下さい。これが私からのお願いです。
わかりましたか?
違っていても自分、違っていてもお友達。そうやってこれからたくさんのお友達を作って下さい。
2005年4月5日
篠原小学校PTA会長 志田基与師
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