私の尊敬する人は「些細な事が出来る人」です。
 例えば雪道や、階段のような段差から転げ落ちた人を見た時に、 どれだけの人がその手をさしのべてくれるでしょうか。例えば雑踏 の中、目の前で誰かが落とし物をした時にどれだけの人が落とした 人を追いかけ、「落としましたよ。」と言ってくれるでしょうか。 この質問に「出来る」と実践を伴った上で、心から言える人は少な いのではないかと私は思います。そして私自身も心から「出来る」 と、自信を持って言える人物ではありません。街中の雑踏の中でそ の場面を見かけても「大丈夫かな?」「痛そうだな?」「落とした 人、困ってないかな?」とは思っても「手を出したりするのは余計 な事ではないか?」「今からでは無理なのではないか?」と決める のは自分ではないのに、そう勝手に思ってしまうからです。けれど 、私が実際に雪道や階段で転んだ時に、「大丈夫?」と見知らぬ方 からかけていただいた一声で、穴があったら入りたい程恥ずかしい と思いつつ、胸中が温かくなったのも事実です。物を落とした事に 気付かず呑気に歩いていたのを呼び止められて、「落としましたよ 。」と見知らぬ方が教えて下さった事に恐縮するばかりでも、心中 は感謝の念で一杯である事もまた、事実です。
 この様な事は、ほんの些細な行動から出来る事です。「余計なお 節介ではないか?」と考えるよりも先に、行動に移せるような人に 、私はなりたいです。

 まぁ確かに。自己PRに向いてるっつー文では、無いんですよねー………(遠目