LiLiSuke問: なかなか調子よさそうですね。ひとつ、気がかりなのは、リムがべとべとになって、タイヤ交換がかなり面倒そうなのですが、その辺の使い勝手はいかがでしょうか。 確かに、頻繁にタイヤ交換する方には向かないと思います。タイヤを外す際に中の液が出てくるからです。が、がががが、実際には思ったほど、リムがベトベトにならないと思います。注入するシーラント液量が少ないからでしょうか(数十cc程度が奨励されております)。 シーラント液の役目は、タイヤビードとホイールリムとの隙間を埋め、通常使用時での空気漏れを防ぐことにあります。勿論、突き刺さり系パンクに対しては、シーラント液がパンク穴を塞ぐ役目をしてくれます。 いくつかのタイヤで試してみたのですが、突き刺さり系パンクを生じた際には、まず「シュゥゥゥー」という空気漏れの音が確認されます。NoTube.comのビデオデモのごとき、刺したその足ですぐにパンクが直ると言うわけには必ずしも行かないように思えます。但し、空気漏れを確認した際に、パンク穴部分を地面側に向け、バイクごと地面に数回「トントントン」と落としてやれば、シーラント液がパンク穴を塞いでくれ、やがて空気漏れはなくなります。その後、携帯ポンプで空気圧を適正値まで入れれば完了なのです。 このようにして結構、中のシーラント液はなくなっていくのです。だいたいタイヤの寿命がくる前に数回は、シーラント液の補充をすることになると思います。なので、運が良ければ、タイヤ交換の際にそれほどベトベトにならずに済むと思います。 なお、タイヤ装着には少しこつがいります。参考のために。 ①チューブレスホイールと、チューブドタイヤを用意する。チューブも用意する。 ②チューブを使用して普通にタイヤをリムに装着し、「パン!、パン!」とタイヤビードとリムが完全が密着するまで、空気を入れる。 ③一旦空気を抜き、両側ともリムに完全密着しているタイヤビードの片側だけ(ここがみそ!!)をリムから外す。 ④リムから外した側からチューブを取り出す。 ⑤ノーチューブ用パルブをリムに装着し(普通のバルブでも勿論使用できますが、シーラント液を追加注入する際にいちいちタイヤビードをリムから落とさなくてはならず、面倒です。ノーチューブ用バルブは、虫ゴム部分が外れるようになっており、ここを外すと数ミリの直径でタイヤ内部と通じるようになります)、外れたビードをリム内に戻す。 ⑥リム内に戻したビード側を下方に向け、一気に空気を入れる(フロアポンプを使用する際にはここで根性がいります。コンプレッサーなどでエアを一気に入れる方が楽です。しかしそんなもの個人ではもっていない・・・)。 ⑦両サイドともビードが完全密着したら、ノーチューブ用バルブから空気を抜き、虫ゴムを外し、シーラント液を所定量注入する。 ⑧虫ゴムを装着し、フロアポンプなどで普通に空気を入れて出来上がり。出来上がり当初は、タイヤビードがまだ完全にリムに密着しておらず、どうしても空気漏れを生じてしまいます。しかしこの空気漏れは徐々になくなります。具体的には、タイヤを前後左右に振って、あるいは手まりの如きタイヤを地面に数回ぶつけ、シーラント液を至る所に行き渡らせることにより、徐々に空気漏れはなくなり、やがては完全 別にチューブレスホイールじゃないと、ノーチューブを使えないわけではありません。最終的にチューブレスリム状態になっていればいいわけです。 この点をもう少し詳しく説明します。ノーチューブを購入する際には、二通りあります。 一つは、既にチューブレスホイールを所有している場合は、シーラント液(2000円)と専用バルブ(1200円)だけを購入すればよいでしょう(私はこのタイプです)。お安く入手できます。 もう一つは、チューブド用リムのホイールしか所有していない場合は、このリムをチューブレス仕様にできる専用のゴムフラップ付きのシーラント液(セットで9000円くらい?)と専用バルブを購入すればいいのです。専用のゴムフラップが結構高いですが・・・。 超超軽量化の極めつけ(軽量化オタクの方)は、軽量のチューブドリムを用意し、これを軽量ハブと軽量スポークで組み上げ、これにゴムフラップを装着する、じゃないでしょうか。ただ、実際にチューブドリムをチューブレス状態にしてノーチューブを使用している方を知っておりますが、うまくゴムフラップを装着しないと空気漏れしてしまう不都合があるようです。このような不都合は、チューブレスリムにはないと思います。 ちゃんちゃん。 是非、お試しあれ!!
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