最初のブイを周ると、少し周辺がすいてくる。
水深は10m弱だろうか、それでも海底がクッキリと見える。
気持ちよく、のびのびと泳ぐ。
第二ブイを周るところで、またバトル。
ブイを周り、スタート地点を目指して、陸に向かって泳ぎだす。
海底に波でできた波紋に直角になるように心がけて泳げば陸に向える。
ヘッドアップをあまりしなくても、コースを外れることなく泳げる。
とても泳ぎやすい。
折り返しのゴール地点に近づき、海の底に手が着くくらいまで泳いでから、立ち上がる。
バシャバシャと波を蹴散らして、「歩く」。
浜辺のポイントを回って、応援するLiLiSuke父を確認し、手を振って、再び海へ。
疲れは無い。
なかなか快調だ。
2周目はもう少し積極的にペースアップしてみよう。
第一ブイ、第二ブイとも、インコースの最短距離で、バトルしながら泳ぐ。
浜への折り返しは全力で腕を振りまわして泳ぐ。
腕が海の底に振れてから、立ち上がって、歩いてスイムアップ。
先ほどの周回ではスイムアップ地点にいた、サッシャ氏は移動したようで、もう居ない。
ハイタッチしようと思ってたのに、残念。
スイムアップから、バイク置場までは、結構な距離がある。
スタスタと歩くよりちょっとだけ早いペースの小走り。
移動しながら、ゴーグル、キャップを脱ぎ、ウェットスーツの上半身を脱ぐ。
バイク置場は砂利敷きの上に、薄いカーペットみたいなのが敷いてあるが、走るとちょっと足の裏が痛い。
自分のバイクにたどり着き、デンと座り込んでウェットを脱ぎ、足を拭き、砂を払い、靴下を履いから、バイクシューズを履く。
ヘルメットをかぶり、忘れずにレースナンバーが背中側に見えるようにしてレースナンバーベルトを装着。
アミノバイタルゼリーを補給。
バイクスタート地点までは、乗車してはいけない。
ヘルメットをかぶって、バイクを押して走ることになる。
参加者によっては、この時点では、靴下を履かず、バイクシューズを素足に履き、ランパートに移るときに靴下を履く。
ペダル側にバイクシューズを固定しておいて、ロードバイク用クリートのついたシューズでは走りにくいので、バイクスタート地点まで素足で走る人も多い。
バイクに乗ってから、ペダルを漕ぎつつ、片足づつシューズを履きながら加速していく。
これは上級者の技だと思う。
それほどタイムにこだわらない私は、気持ち悪いので、ここで靴下を履くし、バイクシューズも履く。
シューズはMTB用のSPDクリートのシューズなので、バイクシューズ履いても走れちゃう。
バイクスタート地点までバイクを押して走り、バイクにまたがり、発進!
バイクコースは、反時計周り、一周5kmを8周回で、40km。
スタートして最初の直線区間は、いきなり、コース中一番強烈な向かい風の洗礼を受ける。
これはキツイ。
向かい風の中を時速20km台で進み、最初のコーナーを曲がると、無風地帯。
ここで一気にペースアップし、時速40km弱で巡航。
しばらく行くと、自衛隊のヘリコプターが駐機している飛行場の中に、パイロンで作られた、距離調整のためのクランクコーナー地帯。
ここでせっかくのってきたスピードを落として、コーナーの連続。
クランクを抜けると、再び無風地帯でスピードアップして時速30km後半で巡航。
カメラマンが撮影しているので、DHポジションでキメて、かっこよく走ろう。
しばらく行くとコースが狭くなり、再び向かい風の洗礼。
ここでは、コース幅が狭くて減速せざるを得ない。
時速20km台でとろとろ走る。
狭小路区間を抜けると、一周終了で、スタート地点に戻る。
再び、強烈な向かい風の中を次の周回をスタートする。
LiLiSuke父は、この向かい風区間で応援してくれている。
カメラを向ける父の手前、かっこよく走りたいが、とにかく風がきつくてスピードが出ない。
後で聞くと、「知らないうちに、デジカメが動画モードになってた」とのこと。
バイクパート、まともな写真は一枚もなし。
さすが、父。
なんとか、8周回をこなし、バイクゴール、ラントランジットエリアにバイクを押して移動。
ここでは、適当に開いているバイクラックを見つけて、バイクを勝手に掛けたて、自分のラン道具をつるしてある指定位置のラックまで移動する。
袋からランシューズを出し、バイクシューズから履き替え、日よけの帽子をかぶり、レースナンバーベルトをぐるりと回して前側にナンバーがくるようにして、ランスタート。
ランは、往復2.5kmを4周回の計10km。
ここからは、灼熱地獄。
とにかく暑い。
アスファルトの上、上から下から、熱気で焼かれながらスタスタと走る。
エイドは、スタート地点、折り返し地点の2箇所。
エイドでは、ゴムプールに溜めた水を自らひしゃくですくって頭からかぶる。
でも、この水が生ぬるい。
コップに入れてある水は冷たい。
飲料用だが、これも頭からかぶる。
コップに入れてあるアミノバイタル水は飲む。
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