曹洞宗大本山永平寺参籠日記

  平成27年5月12,13日我が家の菩提寺である高徳寺の団参に参加してきました。この日は台風6号が沖縄から
  こちらに向かっているという生憎の天候ではありますが予定通り決行されました。
   (参籠:単純な永平寺の建物等の見学でなく、寺に宿泊し修行の一端を経験すること)
  永平寺には以前から一度は参籠してみたいと思っていましたのでいよいよその時が来た感じです。
  団参は住職夫婦を含め18名で男性は5名で女性たちの寺の勉強会「黙照会」が中心となる一行でした。
   (黙照会:高徳寺の座禅・法話を聞く会  妻が会員で女性たちの会で、今回の男性は会員の旦那達です)
  行程は6時30分出発で圏央道青梅IC→関越自動車道→上信越道→北陸道の福井北ICまで行き、永平寺16時上山
  し、翌日は8時30分永平寺発福井北IC→北陸道→名神高速→中央道→圏央道青梅IC19時着の予定で年配者の多
  い一団としてはかなり強硬スケジュールです。

  小雨模様の12日6時30分でしたが28人乗りマイクロバス(長距離のため運転手2名)定刻通り出発しました。
  5月連休の後の平日とあって高速は快適に進み、約1時間毎に小休止をしながら10時15分には「妙高S/A」に到
  着です。さすがにこの辺りは標高も高いのでしょうか、妙高山をはじめ山々は雪を冠っていました。
  そういえばこの辺りではもう田植えが始まっていました。短い夏に対応する稲作でしょうか。
  11時頃には北陸道に入り右手には日本海が見えてきます。途中では降っていなかった雨もこのころになるとかなり
  降ってきて、同時に風も強くなりバスが強風に振られているのが感じられるようになりました。
  12時ちょうどころ「有磯海S/A」で昼食です。高速を降りれば富山の新鮮な魚貝類の昼食が摂れるでしょうが永平
  寺には16時までには入山しなければならないためそんな余裕はありません。S/Aの有り触れた食事となりました。
     でも生ホタルイカは美味しかった。

       
    妙高S/A 天候のこともあってか静かでした                    妙高S/A付近の妙高連山                      昼食を取った有磯海S/A

   かなり雨風が強くなってきましたが順調にバスは進み15時ちょっと過ぎに福井北I/C到着です。
  ここから僅か15分で永平寺に到着です。時間も16時までには余裕があるので門前のお土産屋さんに立ち寄り後
  15時45分には入山しました。
 
          
     門前みやげ店(ひっそりしていました)                        永平寺到着です                         雨の中いよいよ入山です
   
      参籠者の入山門です                          本堂ではありません(入口から見えたお堂です                      杉木立の苔

 参籠者の部屋に通されると雲水さん(修行僧)がきて山内での段取り・注意事項が説明されます。
 山内の廊下・食事処・風呂では一切会話は行わない事。廊下を歩くときは両手をお腹の位置で組む事・浴衣は21時
 の開枕
(消灯)までは部屋以外では禁ずる事等が説明されました。
 直ちに修行が始まりまず入浴し、17:30からは薬石(夕食)です。ここでも箸・お椀の取り方、片づけ方(箸は最
 後のお茶ですすぎ朝又使用する)を聞き食する事の御礼の言葉を唱え物音をたてず静かに頂きました。勿論話をする事
 はご法度です)続いて18:50からは座禅(20分)・法話・雲水さんの修行の1年のビデオ研修が8:45まで続
 きました。そして21:00には消灯で慌ただしく床につきました。
 
翌朝は3:20起床し3:40には法話・朝のお勤め(開祖道元様への挨拶・先祖供養)・諸堂拝観と続き、7:00
 から小食(朝食)で全ての修行が終わりました。(食事は勿論精進料理で魚・肉の類は無く調味料も制限され雲水さん達
 が全て作るそうです)
 
何としても仲間とそれなりの声で話せるのは部屋にいる時だけで、修行が続き部屋でのんびりする時間は僅かでした。
 修行僧はこれ以上の事が最低1年は続くと思うとその大変さが伺えます。そういえば我々を世話してくれた僧は今年4
 月に入山を許された雲水でどぎまぎしながらマニュアルを読んで説明していました。しかしながら3ケ月もすればそれ
 なりに練れてくるそうです。

 8時30分には永平寺を後にし今度は名神・中央道で帰ります。1ケ所位は観光地見物ということで琵琶湖湖畔の長浜
 ICで降り昼食と買い物散策をしました。長浜は豊臣秀吉の最初の居城として数々のドラマで万民承知のところです。長
 浜城の歴史博物館の見学をし少し歩いて商店街に向かいました。北国街道が交わる先に商店街がありお土産探しの時間
 を過ごし、近江牛屋さんのすき焼き定食を味わいました。結構上等な肉でした。それと、この旅行で初めてアルコール
 (生ビール中ジョッキ)をたしなみました。前日は永平寺での修行のため禁酒で、やっと飲める時が来ました。かなり
 気温も上がっていたので喉が潤せました。
 バスの中で飲む地酒日本酒を買い込みいよいよ一路青梅への帰路につきました。
  
  
        長浜城(長浜歴史博物館)                                  天守閣より琵琶湖を望む
     
          豊国神社                                               北国街道(昔の面影がありました) 

 帰路の高速も順調で中央アルプス・南アルプスの雪山を見ながら談合坂S/Aに18時10分に着き、最後の買い物を
 して19時15分には我が家に帰着しました。疲れました。
 お寺の坊さんも皆さん又経験してみたいと思う人は今はいないと思いますが、暫くすれば又行きたくなる人が出て来
 る思うので数年後にまたお話ししましょうということでした。いやいやこの参籠は一度経験すれば充分でもう一度と
 はとても思えません。

  永平寺の公式ホームページはこちらです