Routeburn Track(ルートバーントラック)

conical hill

2日目:コニカル・ヒルから

ミルフォードトラックと並んで人気の高いルートバーントラック。ミルフォードが比較的平坦な道であるのに対して、山岳風景を楽しめるのがその人気の所以です。入山の規制はありませんが、山小屋が予約制です。

2日目:トロルの谷

<1日目>
Mt.cook、Milford trackと晴天続きだった私も、さすがに運が尽きたとみえ、ここルートバーンでは、雨、雨、雨でした。

ミルフォードが終わってすぐにこちらを歩く事になったのですが、今度は個人トレックだったので(同行者をみつけた)、全部の荷物を持って歩かなければならず、写真を撮るのもままならない有様。

どうせ何も見えないだろうと、キーサミットをとばし、そこら中の岩から滝が流れ落ちているのに、今更アーランドフォールでもあるまい、と写真も撮らずひたすらマッケンジー小屋を目指して歩きました。

over harris saddle

ハリス湖付近

<2日目>
曇り空ながら幾分晴れて、ルートバーンのハイライトに臨みます。トレッキング続きでだいぶ足が慣れたようで、ハリスサドルも思ったほどきつくはありませんでした。

途中、ミルフォードのガイドトレックで一緒だったイギリス人のカップルに会い、”今度はすごい荷物だね”とからかわれたりしましたけど・・・。

ルートバーンフォール小屋に荷物を置き、意気揚揚とコニカル・ヒルへ。”荷物がないって、なんてステキ!”身軽になった私はうきうきとハリス湖界隈の散策を楽しみました。

lake harris

コニカル・ヒルから降りてくる時に撮った写真。
湖に迫り出した岩盤の上にトラックが引かれてるんですね。
そういえば、個人トレック小屋は初めてでしたが、マッケンジー小屋は広間に雑魚寝、ルートバーンフォール小屋は小部屋に2段ベッドがいくつか並ぶこじんまりした感じでした。  

routeburn falls

ルートバーン滝

<3日目>
願いむなしく、3日目も雨。しかもどしゃぶりの様相も。ひどくならないうちに降りてしまえと、ひたすら先を急ぎました。

ルートバーン平地は水浸し。トラックも水面下に隠れてしまう有様で、ひざまで水に浸かりながら進みました。幸い水没個所(?)はそれほど長くありませんでした。景色を十分楽しんでいるゆとりはありませんでしたが、冒険心はいたく満足させられたようです。

お馴染みのぶなの森を通りぬけ、ルートバーンシェルターに。やれやれ、やっと到着。なんだか何も見ないままに通りすぎちゃった気がしないでもないなぁ。でも、とりあえず無事人界に帰ってこられたのだからよかったよかった。バスを待ちながら、同行者4人でのんだ乾杯のビール、格別でした。