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真言宗豊山派宝光寺(埼玉県八潮市大瀬53)只今、本堂を建て直し中です。完成は平成24年9月10日予定です。 南都六宗(法相宗ほっそうしゅう、三論宗さんろんしゅう、成実宗じょうじつしゅう、倶舎宗くしゃしゅう、律宗りっしゅう、 華厳宗けごんしゅう)と呼ばれる奈良仏教は、一口に国家仏教、学問仏教というべきものでした。 寺院は官寺かんじであり、僧尼は官吏かんり(国家公務員)でした。そして律令体制のもとで主に呪術的な祈願にたずさわり、 体制をささえる役割を果していました。僧侶たちも人々の苦しみを救うという仏教本来のつとめよりも、むずかしい理論研究におちいりがちでした。 しかしやがて本来の使命に目覚め、人々のために生きようとする僧侶たちにより、山林に苦修練行くしゅれんぎょうして自らを磨き、 世のため人のために働こうとする民衆仏教が芽生えてきました。また平安遷都に伴い、 新しい国づくりを目指す日本にとっては、その原動力となるような生命力に満ちあふれた、 新しい教えの出現が求められていました。このような時代的、社会的な課題を踏まえて、真言宗は開かれたのです。 こうした背景の中で、 人生の苦しみを本当に救う正しい仏教を求めて、その頃世界第一の文明国であった唐の国へ留学した弘法大師は、 その都長安(今の陝西省の西安)の青龍寺しょうりゅうじで、インド以来の密教の正統を伝える第一人者、恵果阿闍梨けいかあじゃりにめぐり合い、 その教えを始めとして、儀礼、法具、経典類まで、あますところなく受け継いで、密教の正統な伝承者(付法ふほう、伝持でんじの第八祖)となると共に、 世界最新の知識や見聞を身につけて帰国されました。そして恵果阿闍梨の遺誡ゆいかいに従って、 仏教の正しい伝統を踏まえた上で、広い視野と的確な識見にもとづいて密教の教えを組織づけ体系づけて、 真に生命力あふれた、時代即応の真言宗として開宗されたのです。
●過去の宗旨、宗派は問いません。 ●墓地取得後は、宝光寺の檀家になっていただきます。 ●墓地は永代使用権として、継承者に代々継承されます。 |