・・・2010年の宇宙ペスト事件でマトリクスを開放して以来、サイバトロン総司令官コンボイは言い知れぬ胸騒ぎに頭を悩ませていた。
そんな時、地球のサイバトロンシティがデストロン軍団の急襲を受け、プラズマエネルギー貯蔵庫のキーを盗まれてしまう。ガルバトロンは奪ったキーでサイバートロン星のプラズマエネルギー貯蔵庫の扉を開けようと目論んでいたのだ。プラズマエネルギー貯蔵庫は初代サイバトロンのボディを鋳造した工場跡で、現在は強力なエネルギーが蓄えられている。このエネルギーが開放されればあらゆる機械、エネルギーがオーバーロードされ、トランスフォーマーは全滅してしまうのだ。貯蔵庫はいったんは開かれてしまうが、危機一髪の所でキーは奪還され、貯蔵庫の扉は閉じられた。しかし、開放された瞬間に漏れ出した1ボルトのプラズマエネルギーがその場にいたサイバトロンを宇宙の果ての星・ネビュロン星へ吹き飛ばした。ネビュロン星は「ハイブ」と名乗るメンタルパワーを具えた支配層にコントロールされるマシーンによって支配されていた。開放を目指すレジスタンスと遭遇したサイバトロンの一行は、彼らに協力し、ハイブを倒すことを決意、ネビュロン人と合体し、クロームドーム、ハイブロウ、ブレインストーム、ハードヘッド、そして「ダニエル」と合体したアーシーは「ヘッドマスター」となる。(Part1)
これに対し、ハイブと手を組んだデストロン一行は「ヘッドマスター」と武器にネビュロン人が合体した「ターゲットマスター」となる。これを受け、サイバトロンにも「ターゲットマスター」が誕生し、戦いは激化する。キーを持つアーシーを捕虜にしたデストロンはハイブの指導者「ロードザラク」のヘッドマスター「スコーピオン」に乗り、セイバートロンへ帰還する。負傷したセレブロスとスパイクを残し、サイバトロン戦士は救援に駆けつけたコンボイの船で後を追う。・・・マトリクスの中を旅したコンボイはアルファトライオンから、今回の事件がすべて「ベクトルシグマ」によって仕組まれていたことを知る。戸惑うコンボイにアルファトライオンは言う。「・・・ベクトルシグマのすることに理由を求めてはならん。ベクトルシグマの思考パラメーターは想像を絶するほどに偉大なのだ・・・」(Part2)
戦いの舞台は再びサイバートロン星へ。サイバートロン星ではガルバトロンの前に、サイバトロン戦士は壊滅の危機を迎えていた。ガルバトロンは惑星を制圧し、ロケットエンジンを建設、惑星自体を宇宙船に改造する。そこへスコーピオンがやってくる。サイバトロンもサイバートロン星に帰還するが、スコーピオンの前に思うに任せない。
一方ネビュロン星に残ったスパイクは自らヘッドマスターとなりセレブロスをリペアし、都市の廃墟を改造して、巨大ヘッドマスター・フォートレスマキシマスを建造し、セイバートロンへ向かった。プラズマエネルギー貯蔵庫を開放せんとするガルバトロンを阻止するため、ネビュロン人はキーの破壊を主張するが、コンボイはこのキーこそが未来への鍵を握ると主張する。
スコーピオンに全軍突入を敢行したサイバトロンだったが、果たせず、デストロンの手に落ちてしまう。しかし、そこにフォートレスマキシマスが到着、フォートレスマキシマスとスコーピオンの巨大トランスフォーマー同士の戦いが始まった。そして、その最中、ついにガルバトロンが貯蔵庫の扉を開いてしまう。すべてのサイバトロンはオーバーロードされ、ついには太陽さえもオーバーロードされてしまう。扉を開いたガルバトロン自身もスコーピオンがオーバーロードされ、宇宙の果てに消える。 太陽は今にも爆発しそうだ。プラズマエネルギー下でも活動を制限されたない有機生命体、スパイクとネビュロン人はプラズマエネルギー貯蔵庫を閉じ、フォートレスマキシマスを使って、オーバーロードしたエネルギーを逆転、すべての余剰エネルギーをサイバートロン星に吸い込んだ。これによって、サイバートロン星は豊かなエネルギーを取り戻し、再びセイバートロン星の黄金時代が訪れた。ベクトルシグマの予言は成就されたのだった・・・(Part3)
サイバトロン |
デストロン |
地球人 |
ネビュロン人(善) |
ネビュロン人(ハイブ) |
| コンボイ | ガルバトロン | ダニエル | ゴート | ロードザラク(スコーピオン) |
| ウルトラマグナス | サイクロナス | スパイク | スタイラー | グラックス |
| ホットロディマス | スカージ | デュロス | ボラス | |
| カップ(チャー) | ウィアードウルフ | アルキャナー | ブロウパイプ | |
| ブラー | マインドワイプ | スポイルスポート | モンゾ | |
| セレブロス(フォートレスマキシマス) | スカル | ピンポインター | クランク | |
| ブレインストーム | エイプフェイス | ピースメーカー | スパズマ | |
| ハードヘッド | スナップドラゴン | ファイヤーボルト | カリバースト | |
| クロームドーム | トリガーハーピー | リコイル | エイムレス | |
| ハイブロウ | スラグスリンガー | ヘイワイヤー | ナイトスティック | |
| アーシー | ミスファイヤー | フレイカス | ||
| クロスヘア−ズ | シックスショット | |||
| シュアショット(サーショット) | パウンズ | |||
| ブランカー | ウィングスパン | |||
| ファーストレーン | バトルトラップ | |||
| クラウドレイカー | フライホイール | |||
| パンチ(ダブルスパイ) | テラートロンの皆さん ほか | |||
| テックボットの皆さん | ||||
| アルファ・トライオン(アルファートリン) | ||||
| スロットルボットの皆さん ほか |
ご覧のとおり、三篇・約70分にフル出場の充実ぶりである。
話数 |
製作No |
サブタイトル |
| 第1話 | ????? | THE REBIRTH〜Part1 |
| 第2話 | ????? | THE REBIRTH〜Part2 |
| 第3話 | ????? | THE REBIRTH〜Part3 |
本作品はTVシリーズ「2010」に続く物語であり、1987年アメリカで放映されたエピソードである。Part1〜3の全3話からなる。
日本国内では永く幻のシリーズだったが、1996年発売の受注生産版「ザ・ヘッドマスターズ」LD−BOXに映像特典として収録されて、陽の目を見た。この際、日本語版で新録された(二ヶ国語収録されている)。また、この後に発売された「2010」LD−BOX(一般版)にも、収録された。
この日本語版は、コンボイ、ガルバトロン、ナレーター等、一部を除いてキャストのほとんどが当時のものとは別の声優によって演じられ、また、キャラクター名も(コンボイを除いて)原語版に即したものに変更されたため、多少違和感がある。
「THE REBIRTH」に登場する新戦力「ヘッドマスター」と「ターゲットマスター」は日本限定展開の「ザ・ヘッドマスターズ」の「ヘッドマスター」「ターゲットマスター」とはまったく別モノである。
「ヘッドマスター」はネビュロン星に漂着した一行が、ハイブおよびデストロンと戦うために「ブレインストーム」の、オペレーターとペアを組むことによって、より効率よく機能するという理論を実践したもの。「ターゲットマスター」は逆に「ヘッドマスター」を参考にハイブがデストロン兵士の武器を改造し、開発したもの。両軍は互いの技術をコピーしあい、両軍共に『ヘッドマスター』『ターゲットマスター』を持つに至る。
すなわち、「THE REBIRTH」のヘッドマスター本体は首ナシのビークルであり、頭部となるネビュロン人と共に、どちらもが自我を持つパートナーである。これに対し「ザ・ヘッドマスターズ」のヘッドマスターは頭部が本体のTFであり、ボディはあくまでパーツに過ぎない。この一体で二体分の戦力という発想は後のプリテンダー(ただし海外版)のアウターシェルに受け継がれてゆく・・・
