何故、EP−4なのか?

 1980年日本に奇跡が起きた。「ニューウェーブ」という

概念が輸入されたのだ。 その熱気たるや凄まじいの一言で、アカデミズム、広告、多文化(舞踏、ビデオゲーム、雑誌、宗教、映画、服飾、、、)全ての表現物が「ナウ」になった。このムーブメントの立役者は、やはりYMOであろう。彼らの周辺には優秀な人材が集結し(後にそれは「YMO環境」と呼ばれる)、また彼らが紹介するアートを皆が理解し、それにより我々の耳目が肥え、更に皆が、という理想的な文化サイクルが完成したのだ。しかし、この事例だけでは当時の熱狂は伝えられまい。というのも、このムーブメントは極めて「立体的」なものであったからだった。

 では、何を持ってすれば立体的と見なすか?それは簡単で

「アンダーグラウンド」の存在である。

雑誌では「HEAVEN」「Jam」「遊」、、、

バーでは「Nylon100%」、そして音楽では、phew,Friction,突然ダンボール、すきすきスウィッチ、8 1/2,Lizard,腐っていくテレパシー、タコ、チャンスオペレーション、、、、そしてEP-4である。

とりわけ、EP-4の素晴らしさは特筆されるべきであろうと思う。

そのグループのHPが見当たらない。では、作ってみようという事になった。正直、今現在、彼らが何をしているのか分からない。そして、EP-4のファンがどれだけいるのかも見当もつかない。しかし彼らの足跡は、このインターネットというメディアに、遺しておかなければいけないであろうと思う。この稚拙なHPが、EP-4ファンの交流の場になればと願う。また、肝腎の彼らのサウンドだが、軽くしたい事や著作権の問題もあり残念だが、ここでは聴けない。けれどもなんらかの方策で、何時の日か皆さんに聴いて戴くつもりでいます。(主宰者 圭骸)