上の記事は、今は無き雑誌「Olive」(83年)のものである。

と、簡単に書いたが僕がこれを見た時のショックは、未だに

忘れ難い。

 何と言っても「Olive」である。DOLLではない。

 当時の「Olive」には、特別の思い入れがある方も多かろうと

思う。「奇跡の雑誌だった」という人もいる。

 「大中」、「文化屋雑貨店」から「コムデ」「Y's」まで等価

に掲載されており、またライター陣も充実していた。

 多大な影響力を持つ、漫画家氏の作品にも「Olive」を

見て上京を決意する、というものがある。それほど、この雑誌の

求心力は強かった。

 しかし、いつのまにか我々には、お金が無くなってしまった。

もう「Pink House」のワンピースの上にGジャンが着られない(僕は男だから

着ないが)。

そして、ファッションのメインはストリートに移る。

 ファンタジーとしての「Olive」は役目を終え、廃刊に到る。

ここに、その記事を文章が読めるほどの大きさで掲載する。

カオルのルックスなら、紅白も!?と思った僕が若かった。

そんなの妄想の極北だった。

ところで、三角のカオルの写真の下のキャプションに

「ベイビー、俺たちはヤルゼ!!」

とあるが、鉄板でそんなこと言ってないだろう。

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