「ない」が「ある」EP-4 NEWS

BBSで、よく書き込んでくださるBUG氏が、立ててくださった話題に、

「佐藤 薫 全仕事」という項目がある。

クリスタルモンスターさん、えんぷてぃさん、そのほかの皆様や

メールなどで貴重なニュースが集まってきた。

とはいえ、もう20年前ほど前のことなので、真偽の程を確かめる

のも難しくなっている。全力で資料を集めても判らないことも

多い。

しかし、その「ニュース」はメディアに載せてこそニュース足り得る。

拙HPにでも汲み上げてあげないと、その貴重な情報は「出来事」で

収束してしまう。それでは、勿体無い。

とはいえ、EP-4は「ない」。ないのだ。しかし「ある」。

「今までのリリース作品を全CD化し、EP-4 Tシャツも付いて、

ライブビデオも2本封入、5・21シールも2パターン付いてて、

伽羅の香木の木箱に入っていて、それはオルゴール仕立てで、開ければ

E−Powerが流れて、2,000円」というような、景気の良い

話は無い。

しかし、つらつら羅列していくと「何か」が見えるのではないか。

プライヴェートは書かず、時系列を無視し、とりあえず列挙する。

それは、「意味」が後年に、出て来るのではないだろうか。

想起させてくださった、BUGさんに深く御礼申し上げる。

では、始めましょう。83年211月へ-

EP-4はスピーカーケーブルではない。いや、ケーブルも

 あるが、maestro社のテープ・エコー「EP-4」が名前の

 由来らしい。

FM東京で、イタリアライブオンエア。(多分、そのイベント名

 は「キモノ・フィエスタ」だったような、、、(圭骸)。)

 演奏曲は「intermission」「E−POWER」「Talking Trash」

 の3曲。(情報提供 クリスタルモンスターさん)

・「マルチレーベルー」のタイトル名は、ケストラー著

  「ホロン革命(工作舎)」から。絶版では無い様なので

  興味のある方は御一読を。NewWave−NewAge也。

 ・カヲルは出口王仁三郎のファン。

・法政大学生会館で、巨大アートに音を付けた。そして

 この事は「朝日新聞」に掲載された(圭骸注ー都内版では

 ないか、、、)。(情報提供 BUGさん)

朝日カルチャースクール(か?)の松岡正剛講座にカオルが

 「催眠効果音」をつけていた(情報提供 BUGさん)

 ・EP-4オリジナルメンバーは、カオル(ヴォイス)、

  三条通(ドラム)、好機龍尾(ギター)、佐久間享(ベース)、

  総(キーボード)以上。5人EP-4。

  ・カオル氏は「生命潮流」の愛読者。

  ・上記の松岡正剛講座は、82年1月「気の研究」

 ・この頃、京都北**にある薫氏の自宅に、毎夜

  なぜか10円玉が投げ込まれるという事件が続いている。

   (宝島 82年)

 ・バナナ氏は、78年ローランド・シンセミュージックコンテスト

  入賞者。

 ・1985年2月14、15日、後楽園特設ミニテントで

  「月世界旅行」なるイベントが行われた。

  一日めは「ディアーナの夢」。EP-4、どくとる梅津バンド

  の強力コンビに加えて、「東京グランギニョル」による

  「帝都物語イメージショウ」が行われた。暖房もなく

  すきま風の冷たいテントの中にあって「ニューウェーブの

   世紀末」を感じさせてくれた、熱い、EP-4。

  2日めは「ガイアの夢想」。(中略)

   期待のGIジョーロボットが登場。が、思惑ははずれて

  ピコピコSFサウンドに合わせてロボットはそれなりに

  動くだけ。(中略)

  注目の中ラストは、謎に包まれたフレンズ・オブ・アース。

  仕掛け人は細野晴臣氏。しかし、ステージには上がらず

  客席中央のミキシング台で「プレイ」をしたのみ。

  集まったファンには物足りなさが残った。

   (宝島85年)

 ・スケーティングペアーズより、B-Live2発売(83年)。

  注目は、成田忍率いる「4−D」参加。成田氏は大阪の

  カンガン・レコードより「シノブ」名義でソノシート

  「セラミック・ラヴ」リリース(84年)。結果として

  これが細野氏に見初められ、「アーバン・ダンス」に、、、

  なぜEP-4を、、、(圭骸)

 ・81年、来日のトーキングへッズ。デヴィッド・バーンとカヲル

  は意気投合。投合しただけだった様だが、微笑ましい。

 ・10/10のライブの会場変更のアクシデントにもめげずに、

  敢行したEP-4が、11月は別ユニットで出没する。

  好機、ユンによるユニットが13日、京都dee-Bee'sで。

  18日はインクスティックに登場。

  26日には、カオルーバナナが「モダーン・コレクション

  4」に。

  先月は、三条の別ユニット「ミス・プロダクト」も京都

  でライブを行っていて、何とも動向が気がかりなトコロ。

   (84年)

 ・82年11月はライブが目白押し。その中でも法政大の

  「人呼んでオールナイトッ」が面白そう。(11・21)

  吉野大作&プロスティテュート、フールズ&山口富士夫、

  河内家菊水丸、EP-4のカオルとバナナ、ハイライツ、

  ノンカテ、ゲルニカ、アレルギー、千野秀一、じゃがたら他

 ・デヴュー前は「クラブ・モダ−ンDJ」(情報提供えんぷてぃ

  さん)。

 ・カオルは東京ではソウルミュージックのDJをしていた

 ・最初にプロデュースしたソウル喫茶は「カーネーション&

  カーネーション」(BALビルの横にあった)といって当時

  関西のマニアの間で有名になった。

 ・並行して京阪三条駅の先、鴨川沿いの御池と丸太町の間に

 「パンプキン&パンプキン」を(アフロファッションからフ

  ィオルッチへの、ナウの移行)

 ・先斗町にディスコ「サマンサ」をオープンする。

  (上記4項目 74−79年)

 ・カオルのアイドルはジェームス・ブラウンだった。

  (圭骸注 ということは、あの悪夢の武道館

   F.O.E+J.B も行ったであろう、、、)

 ・ベースの佐久間さんはジャズをやっていた

  (以上 提供 旦那@生き証人様より 感謝に堪えません

   また、文責は全て、圭骸@管理人にあります)

・80年9月21日を持って吉祥寺マイナーがクローズと

  なることが決定した。淋しい限りである。

・スケーティング・ペアーズの新譜は「B-Lives」シリーズVol4。

  ノンカテからジョン・ダンカンまで全16バンド。ライブ・オムニバス

  として今まで最も充実している。

 ・この後は「ジャンク・ジャングル・ジャンル」「0.36」

  「ファーマーズ・フェイバリット」等予定。

 ・ インディスクとほぼ時を同じくして、スケーティング・ペアーズ

   が簡素なカタログを作った。

   (上3点 Fools Mate 83 No26)

 ・heiten.JPG

   <Purita様御提供 ペリカン最終号>

GO A-2.jpg

<Purita様 ご提供 ペリカン>

kugen.JPG
<Purita様 Perican>

              HOME