淫声
ブランド アハン声 ちゅぱ音 運命
アップルパイ 無し

俺のマイクであえいうえおあお、アイドル育成シミュレーション。淫声と書いて「うたごえ」と読もう。

3人いるアイドル候補生から一人をチョイス、
その娘を立派なアイドルに育て上げるのが本作の試み。
「淫声」中の立派なアイドルとは、
プロフィールにスカトロは苦手と書くようなアイドルを指します。
握手会には行きたくないですね。

アイドルの卵達は、事務所社長の主人公に助けられたことで、
この世界に入るきっかけを得ますが、
それをゲーム中の所要時間1分で説明されたら、理解しようとする方が悪い。
声聞いて女の雰囲気つかむだけのオープニングってのは、
ある意味このゲームのスタンダードな楽しみ方を反映しています。

そんなアイドル達を学習させる部分が、ゲームのメインとなっております。
レッスンワン、「本物のレイプ」
それは違うと思う。

ま、これは極端な例でして、他にも
「どんな状況でも歌え」とか、
「お風呂でレッスン」とか、色々選択肢があります。
よくよく考えりゃ、「お風呂でレッスン」も違うんですがね。

レッスン内容を選択しそれを指示すれば、直でエロにつながります。
要は、レッスン内容全部エロ。
「お風呂でレッスン」なんて選択肢を見れば、いかに無理矢理かわかっていただけるかと。

娘さんを無理矢理、ストーリーも無理矢理、そしてエロは、
歌います。エロしながら。
ハメられつつ、「たわむれたけど♪あフー♪ん♪嘘でかためて♪アッアアッ♪」
歌詞が聞き取りづらいんで、メモ取りにくいったりゃありゃしない。
それ以前にバカテイスト丸出し。
ただ歌うだけでなく、お風呂でレッスンの時なんかは、
きちんとエコーをかけるといった小技も見せてくれたりして、
妙なこだわりが、悪いバカを良いバカへと引きたてています。
これの為にメモ取った自分もバカだけど。
…あ、歌詞カードあるじゃん。

ゲーム中のクライマックスは、ここ、歌う部分に集約されていて、
歌以外のエロの中身は、歌自体がショートカットできない為に長く感じますが、
テキストは4行の5ページぐらいと、中身は全くありません。
ついでに汁CGも全く出てきません。
さらには、育成の途中結果やラストで歌う歌も、
ただ歌うだけで、全く楽しくありません。
最後のは個人差があるでしょうが。

エロ歌の為に全部を出し尽くし、
その他の部分はクソと言っても構わないようなこのゲームですが、
そのエロ歌という一発企画が、比類なきエロゲーへと昇華されています。
まさしく必聴、これだけで充分に元を取った気になるゲームでした。
この一発芸のために、プレイを検討するのも良いかもしれません。

「マイク」と「俺のマイク」で企画思いついたんだろな。おっさんだろな。

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