| 陵辱ファミレス調教メニュー | ||||||||
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食べきれないのに物足りない、ファミレスメニューのフルコース。 花弁大回転ってスゲーよなと思う今この時間、 元々ヒネリの無い＆親父ギャグなフレーズで客をキャッチするのは、 現実エロワールドじゃ定番の定番でございました。 それが最近じゃ、ガンガン生射ちだの裸エプロン学園だのと、 オッサンが駆使した言語芸のよなタイトルが、 二次元の方でも盛んになってまいりましたな。 ニーズに対してのストレートな分かり易さというものは、 下半身、ちゅう男の命題に対しての単純明快な回答、とは理解してますけども、 エロ小説に近い陵辱調教なんてイメージの言葉を持ってこられると、 分かり易さよりも分かり難さを押し出して勝手な妄想をスパークさせる方が、 楽しみ方の本質と思ってるワタクシにゃ、 単純に「ファミレスで調教だウヒョルン♪」とも喜べないのがまず一つ。 そんな小難しい理屈並べずに、 単なるオナニーツールとして鑑賞するのも勿論アリだし俺の望むところ、 またそういうつもりでこの安直なタイトルにしたというのは、 「実弾主義」なんて自称しちゃってるこのブランドを見れば、 ワタクシの前述した理屈など所詮たわ言なのも理解しています。 んじゃあ何でこんな前振りしたかと言うと、 このゲーム、調教陵辱を謳ってますが、 陵辱から来る“官能”とか“淫靡”とかそういったイメージとは無縁のゲーム、 ということを分かっていただきたいのであります。 まあオナニーツールとなった時点で、 エロゲーに大事な“キャラクター立て”を放棄してるゲームでもありますから、 妄想して楽しむタイプのゲームじゃない事はお分かりでしょう。 語られるストーリーのバックボーンは「借金を抱えたお嬢様が、 実は風俗店のファミレスで働いて金返す」という、 制服着せたいだけだろ！？なシロモノ。 安易なシナリオが悪いというよりも、 こんな安直で誰でも思いつくシナリオでキャラクターが掘り下げられる訳が無い、 ってことの方が問題でして、 ヒロインのお嬢様のお嬢様らしさと言えば単に言葉遣いだけと言えば、 このゲーム、そこらに転がってるエロ記号乱立ゲームであり、 特色と言えばファミレスだけ、プラスしてイメージの問題で“陵辱”というよりも、 和姦が無いゲームと言う方がニュアンス的にしっくりくると思われます。 そこまで開き直ったからには、相応のエロシーンを用意してもらわなきゃ、 こっちも割に合わないってのが本音なんですけど、 全体的に淡白。 その原因は、シチュエーションを細切れにし過ぎたからじゃないでしょうか。 SEXとは、前戯から挿入から射精まで、中にフェラやアナルが入って色を添えるもんですが、 このゲームはフェラならフェラでワンカットというようにシチュエーションを限定し、 更にフェラ１からフェラ３まで作って、テキストを書き分ける仕様を採用してます。 箇条書きのようなエロシーンってだけでマイナス、とはいえ、 似た仕様で立派なオナニーツールとして活躍するエロゲーもありますから、 一概に悪いとは言えません。 しかし、その１～３までがほぼ同じCGを使ってたとしたら、 差別化出来てるとは言えないでしょうに。 こういう場合は角度を変えるぐらいで、 全く印象の違うエロシーンに変身するもんなんだけど、 あるのは２枚程度のCGに、咥える咥えない、精液かかるかからないの、 差分としか言えないCGがブツ切れシーンでてんこ盛り。 箇条書きでも「私語厳禁」と「喋ったらダメ♪」を同じ場所に書いてたら、 従わせる前に舐められるのが当たり前でしょ。 とにかく数撃てば当たるみたいなシーンの多さに、 使いまわしてる感が大きい内容で、 「これはオナニーツールです！」と声高に叫ばれても、 ワタクシとしては所詮オナニーツールとバカにされてる気分しか残りませんでした。 かと言って、先ほど述べたように、 陵辱から来るヒロインへの妄想力で勝負しようとしても、 底の浅い設定がそれを阻んでます。 どっちかに偏ってほしかった、また偏らなければ実弾主義も何もあったもんじゃない、 なんとも中途半端でありました。 このゲームの目指したところって、勿論シーンの多さから来る、 単純なオナニーツールであったことは理解できますが、 そのシーンタイトルに肉茎のたらこ和えなんて持ってくる、 ファミレスにも陵辱にもマッチした素晴らしい言語芸を見ると、 存分に駆使したテキスト主導系陵辱モノをつくった方が、 例え余計なお世話でもツボにはまったんじゃないかと思うのですよ。 この妄想をとことん刺激される響きを作れるのならば、 エロ小説仕立てにする方が、本当の意味でのオナニーツールになったと思う。 さらにこの言葉から連想される出来事をもっともっと深く解釈する事が出来たなら、 単純なようで単純じゃないオナニーツール、 まさしく陵辱ファミレス調教メニューが作れたんじゃないでしょうか。 ま、そんなことは後の祭りで出来上がったものはしょうがない、 このゲーム自体は真っ当な抜きゲーでも、 中身は下手な鉄砲を数撃っちゃた、凡庸なエロゲーに仕上がってました。 こういうのって、全盛期の有り余ってた自分であれば、 もっと違った評価が出来たと思うけれど、 中身が１８歳未満対象のエロゲーっちゅうのは、 現在のワタクシのお呼びじゃない、以前の問題だよな。 |