人妻×人妻2 もっと!人妻ぱらだいす
ブランド アハン声 ちゅぱ音 運命
ディスカバリー 有り 残留

仕事先は人妻の楽園、マンション管理&妻調教シミュレーション。

俺の姉貴が、ピッカピカの新婚一年生を卒業し、
そろそろ二年生になろうかとしています。
倦怠期突入!?と思わせる姉貴の言動は、
エロゲにおいて「やっぱり妻だね!」と楽しむ事と、
180度方向の違ういやーなリアルさに包まれていて妻欲減退気味の俺ですけれど、
とりあえず、妊娠線ってどんな線?と、妻好奇心を変換しつつ、レッツプレイ。

「ななです、千堂なな!今日からあたし…あなたの妻です!!」
こんな始まりは、
メインヒロインとなる「千堂なな」の自己紹介文ですけど。
ここでCGやらテキストやら作られた「千堂なな」と言うキャラクターは、
純情真っ盛りのドジな乙女。
「あなたの妻」の「妻」という単語の使用方法にちょっと違和感を作ってまで、
このゲームは妻ゲームである、と強調しておりますが、
純情乙女と新婚生活、というのは、人妻パラダイスの意味とかけ離れているのでは。

俺の中での人妻の定義とは、
「包容力のあるちょっとくたびれたオネエサマと呼ぶには微妙な年頃」
なんですが、メインヒロインが定義に全然当てはまらないこのゲーム、
「人妻パラダイス」と言うより、
「新婚パラダイス」なんちゅう、バカップル繁盛記を思い浮かべます、
もっとも、ヒロインの純情ぷりと、主人公の女嫌いというキャラ立てのせいで、
初めのうちはぎこちない新婚生活ですが。

これはファーストインプレだけでなく、ゲーム中もそんな感じ。
貞操守ってきた乙女を、純愛貫くか淫乱に仕立てるか、
それがシミュレーション部分の基本になります。
純愛貫く新婚生活だと、その通り愛あるSEXしか拝めませんので、
人妻パラダイスは味わえません。
「人妻といちゃいちゃ」ゲームではなく、
「(淫乱な)人妻をいかに作るか」ゲームだと、肝に銘じたほうが良いでしょう。

でもそれはそれ、
「新婚パラダイス」なのは主人公がプライベートを送る管理人室の話で、
仕事先のマンションは、まさに「人妻パラダイス」。
メガネをかけたマゾ奥さん33歳、
連れ子がいる看護婦さん32歳、
主人公と因縁のある保母さん38歳、
背中にイレズミ極道の妻(歳幾つ?)
バツイチ妙齢社長秘書29歳。
その年齢設定だけでなく、
いずれ劣らぬデカパイ揃いのおかげで、妻キャラとして立ちまくってます。
原画のチョイスも、妻世界の演出にピッタリなんでしょう。

シミュレーション部分は、まさにマンションの管理、
「清潔」「風紀」「快適」の各パラメーターを上げるのがプレイヤーの仕事となります。
このシュミレーション時は、画面が切り替わり、
二頭身キャラが歩き回るマンションの全体図が表示されるのですが、
昼間っからマンションをけだるそうに歩く奥さん連中が、まさに動いてくれるのを見せられると、
「ああ…妻だ」
と、改めて思いますが、
画面が変わったぐらいでより想像力が湧くのは俺だけでしょうか。
この画面の切り替わりはそのうちかったるくなりますがね。

マンションでばったりと出会う妻達に、色々なパターンの囁きかける言葉を選ぶ事で、
純愛ルートか鬼畜ルートに変化します。
どうやらこの妻達は、心の底では嬲られることを望んでいるらしく、
鬼畜ルートに向かいやすいような気もしますが、
こういったゲームにありがちなように、鬼畜ルートの方がよりエロを堪能できるので、
とりあえずエロシーンが見たい方は、酷い台詞の選択肢を選びましょう。

普段は亭主に対して操を守ってきた妻連中、
初めのうちは、少々恥じらいを持ったプレイですが、
一旦性のタガが外れると、どんな鬼畜な行為でもヒィヒィと喘ぎまくります。
この鬼畜に至るプロセスの書き方は、人妻ゲームのあるべき姿の一つなんでしょうが、
もっと人妻的包容力を持ったSEXを描く場面が多々ある方が、個人的に好きなんですが。

「包容力」、要するに「あせらないで」みたいなシーンは確かに用意されていますが、
それは看護婦さんが義理の息子奉仕するシーンであったり、
社長秘書の教えてあげるシーンだったりと、
「人妻」が、「主人公に」とは少々違います。
恋愛ルートに進めば、包容力を持った妻とのSEXも用意されてはいますが、
この恋愛ルート、基本はエロシーン一つ。
鬼畜に徹しない事には妻とSEXできねえぞ、では、
俺の妻定義、「包容力」の見せ場があまり無いですね。

まあ、これは俺の価値観とそぐわないだけの話で、
エロゲーとして見てみれば、
CGの人妻的綺麗さ、「早く来てーン」と言われているようなエロシーンの構図、
かけるべくしてかける精液、と、
十二分に合格点な抜きゲーでありました。

妻の魅力は鬼畜に通ずる、
そういう意味では、妻の魅力を余すところなく描いている作品ではありますが、
鬼畜に徹するのとはまた違う一面が好きな俺にとっては、
少々物足りない妻ゲーでした。
『愛姉妹』の幸絵さんに取り憑かれているだけという話もありますけれど、
俺としては、包容力を全面に打ち出した妻を攻略したいものです。
それと、もっと能動的な妻、
「旦那がいなくて寂しいの、だから、抱いて」
と誘惑するような妻も見てみたかったですね。
次出す妻ゲーがあるなら、妻の色々な魅力を全開にしたゲームをやってみたいな、と。

抜きゲーとして合格点、それを忘れずに。

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