ウェイトレスさんハイ!
ブランド アハン声 ちゅぱ音 運命
evolution 有り

制服着せれば何でもありか?ファミレスアドベンチャー。

ファミリーレストランと言えば、誰でも彼でも気軽に食事が取れる、
適当な憩いの場としてその存在が認識されています。
利用される方の中には、コーヒーだけ頼むような喫茶店代わりの方も、
可愛い制服着たウェイトレスさんを裏口で待ち伏せする方もいらっしゃることでしょう。
このゲームのパッケージのコピー、
「あなたも一緒にファミレス、行こ!!」は、
その気軽さ、いつでも隣にある感を現しており、また同時に、
このゲームもそういった気軽な形で楽しんで欲しいという、作り手のメッセージなんでしょう。
ただ、もしゲームをプレイした俺が作り手に変わってキャッチコピーを考えるなら、
「あなたは一緒に来ちゃダメー!!」とでも付け変えたいんですが。

まずファミレス舞台がどうこうと言う前に、アドベンチャーゲームとして致命的な欠点があります、
立ちキャラのサイズをケチってるでしょ?
エロ重視ゲームにおける巨根程度しかないこの立ちキャラが、
ゲームプレイ中の八割方に表示されます。
原画家が描き渋ったのか塗るスペースが広くなるのがイヤだったのか、
はたまたミニサイズなお人形さんを愛でる気持ちがスパークした作り手の暴走か知りませんが、
ファミレスが舞台の純愛系ゲーム、要は「萌え」させるのを目的としたゲームで、
表情の変化すらわかりづらいしみったれた立ちキャラがほとんどを占めてちゃあ、
何を狙ったゲームなのか全くわかりません。
まーだ単純に拡大してザラザラドットキャラクター表示させた方が、
別の伝説を刻んだでしょうに。

可愛い制服こそ命のファミレスエロゲーにおいて、
小さいということはある意味可愛らしさを表現する手段でもありますから、
キャラクターが小さいのは一種の萌え要素と捉えることも出来るでしょう。
だからって、この小さい文字がキャーカワイイ!
なんてオツムの弱い女子高生のようにはしゃぐ訳無いでしょうが。
文章内容以前に物理的な面で読むのを拒否させるなんて、
このゲーム、アドベンチャーゲームという事を忘れてませんか?
というかゲームを作ってる自覚はありました?

内容以前のお話はこれぐらいにして、中身の方へ移りたいと思います。
まずストーリーですが、「アルバイト学生のファミレスもの」で想像つく通りで、
可愛い制服に妄想を持った主人公が、制服と彼女目当てでファミレスにバイトします。
後のテキストは一人称妄想日記をひたすら繰り返すだけなんで、
テキトーな所でメッセージスキップしましょう。
読みづらい上に読んでてクソ面白くもないですし、
それが作り手もわかってたのか、メッセージスキップはかっ飛ばす仕様なので快適です。

アドベンチャーゲームという体裁を整える為、一応フラグ分岐なんてのも用意されてますが、
この分岐、会話の中で選択肢を選ぶような一般的アドベンチャーじゃなく、
朝起きて移動した場所で全てが決まるという、
ストーリーに欠片も絡んでない分岐が用意されてます。
会話の中で選ぶ分岐なら、どの選択肢でイベントが起きるかの流れが掴めるんですが、
このゲームは、事務所やら更衣室やら店内やら六択の移動先で全くヒント無し、
っていうかくじ引きゲームだろこれじゃ。

ちなみに、ゲーム中どーせ六択と諦めて毎朝店内に行ってたら、
何故か事務員の眼鏡女のエロシーンが拝めた上に、
店長さんとグッドエンドになりました。特に狙ったわけじゃありませんが。

なんで店内で妄想日記が暴走すると店長との間に子供が出来るのか。
いや、これはエロゲーなんだから、ここからエロに行くご都合主義を否定したくは無いんですが、
ある程度のストーリーを持った方がキャラクターの背景がわかり、
それが「萌え」=「より燃えるエロ」に繋がる訳で、
エロ都合主義ばかりも何だな、と考えたりしますが…
考えるだけ無駄ですこのゲームの場合、あんまりにも酷いから。
店長さんは仕事に厳しい人です。
主人公は新入りなので、今日もミスしてしまいました。
店長に呼び出されました。
店長は今日のミスを怒り始めました。
その代償として、私のアソコを舐めろと言いました。
ライツは唖然としました。
今まで少なくとも「仕事が出来て凛とした人」というキャラ立てをした店長が、
実はこんなサドっ気が強いなんて、これファミレス純愛じゃなかったの?
しかもエロ重視のご都合主義に徹するならまだありのこの展開が、
店長さんってば舐めさせた後で「無理言ってゴメン」と謝ってきます。
サドなのか!? どっちだよ!!

この他、ファミレス純愛なのにアソコにオタマやニンジン突っ込むようなエロシーンがありますが、
突っ込む物が変わるだけの使い回しCGや、限られた精液描写を見ると、
エロ方面でも使いようが無いゲームでしょう。
救いは制服を着たままプレイが多いことですが、
ここに冒頭の言葉、「制服着せれば何でも有りか?」と繋がる訳で、それ以上は喋りたくないです、
記憶から抹消する為に。

どんなクソゲーでも下痢ウンコのようなインパクトがあれば記憶の片隅ぐらいには残るんですけど、
この「ウェイトレスさんハイ!」は、
全ての要素がウサギの糞のような、小粒で平凡なゲームでした。
唯一感心したことは、「CDなんて薄っぺらい物体に色々なデータが積めるんだなぁ」
なんて今時のゲームなら当たり前の現実逃避に似た感想なんですが、
制服着せれば何でもありゲームなら、この程度の総評が丁度良いんじゃないでしょうか。

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