おまかせでまかせえーんじぇる!
ブランド アハン声 ちゅぱ音 運命
Triangle 有り

えーんじぇる続編。魔法天使でコロッ。

 今作は魔法少女は出てこないで、天使が魔法を使います。
女子高生を変身させるという設定ではなく、
天使が状況に応じてちっちゃくなったりおっきくなったりします。
が、ロリを思わせるフェイスに変わりは無いので一安心ですね。
 
 そんなロリ天使を何の疑問を持つことなく受け入れてしまうわれらが主人公は、
いっしょにとる夕食の時間が賑やかになることをうれしく思うような甲斐性なし。
好きな女に魔法の力を借りてコクろうと思ったら、
若さゆえのエネルギーを優先させるようなアホウです。
「ありがち」ですね。「先走り」ですね。

 先走りはいっちょ前の主人公君ですが、先走り「汁」どころか結果「汁」を出しません。
一部のエロシーンにしか汁を出さないもったいなさぶりは、
甲斐性無しな上に「淡白」すら連想させます。
汁を完備すれば実用にたるかは、魔法少女ロリ属性にもよりますが、
出し惜しみしているところで中途半端の烙印は決定的ですね。
魔法少女の変身シーンも用意されてはいますが、
これは記号であり、魔法少女を無理やり表してるにすぎないシロモノです。アニメ無いし。

 どこにでもあるようなアドベンチャーですが、それが悪いといっているわけではないです。
抜き要素があれば、前作みたいな1点突破だったとしても、エロゲーたりえると思いますから。
ただ、これはあくまでも続編なんです。えーんじぇるの看板を着せているんです。

 ちゅぱ音の迫力不足、しいては声優の迫力不足が、消化不良ゲームへと貶めてしまいました。
言っておきますが悪い訳ではないんです。
もっと下手糞な声はいくらでもありますし、プロでやっている方々というのはうかがいしれます。

 ちゅぱ音はあるのですが、前作で見せた「乳輪でもズバズバ」はなりをひそめてます。
手の甲に唇あてて「チュ」程度の擬音なぞ、ヨアニの生徒にもできるでしょうし、俺にもできます。
そんな凡人達をあざ笑うかのような天才ロリ声、しいてはちゅぱ音こそが、
このゲームの売りと考えていたのは俺の間違いだったのでしょうか。

 前作をやってロリ声っていいなぁ、という人には勧めません。
ちょっと魔法少女物にも手を出すか、という方には勧められます。
だって、普通なんだもん。

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