らぶフェチ〜脚フェチ・足コキ編〜
ブランド アハン声 ちゅぱ音 運命
Erogos 有り

好きになれないもどかしさ、フェチアニメシリーズ第四弾。

手コキパイズリオナニーときて、足コキまで至る道程に、
真にフェティシズムLOVEだったのは最初だけと言えるシリーズでしたが、
今回の足コキ編のような未知に近いジャンルこそ、
“らぶフェチ”のらぶフェチたる所以と思われます。
ワタクシなんかは“フェラ口射編”“フェラ顔射編”“フェラ三者編”なんてあるのが、
一つの理想でありますけども、
このシリーズのポテンシャルを考えるに、足コキだけじゃなく、
“うなぎ編”やら“ワマー編”やらあってくれたら、
心に伝説として刻まれるのになと思う気持ちも。

ワタクシは何かに圧倒されるのが大好きなんであります。
映画だろうが笑いだろうが格闘技だろうが、全てご多分に漏れません、
これはエロにも当てはまることです。
んが、20年そこそこ生きていて乏しいながらも実践の経験をし、
更にもっと深い情報と知識を得た今の状況では、
圧倒される事はとても少なくなってきました。
だからこそのフェティシズム、だからこそこのシリーズを見守ってきて、
一番情報が少ない足コキまでたどり着いたんですが…

残念ながら、想像つかないようなエロシーンは一つ限りでした。
全体的な足コキのシチュエーションと言えば、
“足でコく”という基本さえ守っていれば筋が通ると思わせるシロモノ、
それらはまるで、エロビデオの添え物としての足コキを、
ただ垂れ流してるかのよう。
どっかで見た光景が、ただ二次元アニメになってるだけなんですな。

更には3次元じゃ添え物扱いレベルのものだからして、
足でするのがどうしてイくことに繋がるかの説得力が全くナシ
そもそもが器用に動かせる部位じゃないからこそ、
二次元ならではのファンタジック&アクロバットな動きをもってして、
足コキの啓蒙へと繋げてもらいたかったのですが、
どうやら足コキという言葉に捉われ過ぎてしまったようで。
足でコかなければいけないものを見たかったんじゃなくて、
足でコいてもこんなに気持ちイイ、という足コキフェチのみが知る事実を、
多少嘘が混じってもいいから教えてもらいたかった

ワタクシが望んだ着地点とはあまりにズレています。

までも、アニメーションが売りのゲームなんで、
動くというアドバンテージを生かしての説得力もあるにはあるんですが、
結局シチュエーションの作りが単純だから、
ノーマルな性癖の人間には宝の持ち腐れ、
これで普通のSEXしてくれた方がどんなに愉快なゲームだったか、
と思える、足コキフェチのみへのエロゲー
前作オナニー編と変わらないスタンスのエロゲーへと落ち着いてしまいました。

ただし一点、ワタクシが非常にソソられたシーンが存在します。
足コキ編唯一の救いとなったそのシーンは、
親子丼で足コキ、っつう一言では解り難いですけど、
母の足と子の足の間に挟んでコいてもらうという、とことん異常なシチュエーションです。
凡百のエロゲーなら親子丼という時点で、
それ以外はいたってノーマルな3Pを想像しますし、
また親子丼という特殊さだけで“異常”が成立するもんですが、
このゲームの異常に対する異常の重ね方は尋常じゃありません、
アニメーションしてるからこそ、親子丼なのに勿体無いとすら感じます。

そこで閃いたのが“勿体無い”というキーワード、違う言葉にすれば“無駄な豪華さ”、
「ここではこうなる」という定番を覆してまで入れるシチュエーションは、
時には裏切り行為になるリスクを秘めた構成になるけれど、
ワタクシが望んだらぶフェチとは、フェチへの啓発とは、
想像がつかない、若しくは想像を裏切る事から始まるんじゃないでしょうか

そう考えると足コキ編、設定としても啓発路線に忠実です、
何故なら、キャラクターの一人に巨乳の乙女をいれてますから。
やってくれるのは所詮どこかで見た足コキでしかありませんが、
アニメゲームのお約束として、揺れるわ揺れるわ乳が揺れる、
メインとなるのは足のはずが、乳が揺れる事にノーマルな人が覚える勿体無さときたら。
一粒で二度おいしいなんて生易しいもんじゃない、
巨乳の人にも足でコいてもらいたいという妄想と、
足を動かしてるなら乳も揺れるに決まってるというリアリティ、
足コキに対するとてつもなく熱い想いが伝わってくるじゃありませんか。

と褒めるべき部分も多数あるものの、
ワンシーンのみにしか存在しない希少価値と、
どうして巨乳女をこっちに出演させたのか?というパイズリ編の説得力の無さを考えれば、
啓発ゲームではあっても啓発されたとは言い難く
足コキが好きな人にはオススメ、という総評に落ち着いてしまいます。
ただらぶフェチがこの路線を覚えていてくれた事は歓迎すべきこと、
次はフェラ編という、今までで一番間口が広いであろうシチュエーションであるなら、
一般的なオナニーツールとしては勿論、
ワタクシ個人の性癖すら飛び越えた地平を見せてくれることを期待しながら、
次いってみようじゃありませんか。

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