らぶフェチ〜覗き・オナニー編〜
ブランド アハン声 ちゅぱ音 運命
Erogos 有り

好きと言うのは疲れたよ、フェチアニメシリーズ第三弾。

うら若き女性の自慰行為を見るのが好きかと問われれば、
そりゃ好きだろ、男なら。
もちろん故意が好きか偶然で見たいか個人差はあるとしても、
対象がオカンや姉貴や妹さんでもない限り、
見られるもんなら見てみたいっつう好奇心はありますわな。
ワタクシもこんなにスれてはおりますけども、
乙女は自慰なんぞしない、っつう幻想を多少は持ってるワケでして、
女体の神秘なんて直球の欲望と、
秋の空のよな乙女心を多少なりとも垣間見れるっつうダブルの役得があるのなら、
見られる状況なら見入ってしまうのは間違いないのでございます。

ただ、他人のオナニー見れたからといって、
その場で興奮して自身もオナニー始めるかと言ったら、
そこまで猿じゃありませんがな。
実際見たことないですから多分ですけど、
瞼の裏にしっかり焼き付けて、後で自室で独り篭もるのが、
ワタクシの行動パターン、というより一般的じゃあないでしょうか。

タイトル“覗き・オナニー編”とくれば分かるエロ内容の、
らぶフェチシリーズ第三弾ですが
ここが覗き・オナニーの構造的な問題でして、
全くまんまの乙女のオナニーをエロゲーの主題にもってきても、
エロゲーとして、オナニーツールとしての役割を果たせる訳じゃありません。
そう、今回のらぶフェチ、フェチに徹するがあまりに、
モニター切って妄想でオナニーしろと強要してるじゃありませんか。

パイズリ編で述べましたが、特定のシチュエーションを並べただけでは、
フェチじゃなく単なる大全集です。
今回はオナニーということで、より大全集っぽくなったのは、
“オナニー”というシチュエーション故の、
独り身で完結するというバリエーションの作れなさが原因なのは、
購入する前の段階で気づいてました。
だからまあ、想像の範囲で収まるオナニープレイ、
風呂場でシャワーとか突起物で擦るとか、
“机の角”なんつう、のぼり棒的レトロオナニーを持ち出したのは別の意味で驚きですけど、
以前よりも期待はずれという感覚は少なく済みました。
けどさ、オナニー見て妄想でオナニーしろと言う時点で、
完全なオナニーフェチ向けエロゲーになったのは裏切り行為なのよ?

“らぶフェチ”と名乗りながら、フェチに向けたゲームではなく、
特定のフェチを啓発するエロゲーだったものだから、
ワタクシこのシリーズに大いに期待してたのですが、
“オナニー編”を買ってしまった人間が、
一体どうして次の“足コキ編”を買うんでしょうか。
覗きオナニーでご飯3杯食べれる人間が足コキでご飯5杯食べれるはずもなく、
だからって手コキで初めてご飯3杯食べれた人間が、
覗きオナニーで偏食に逆戻りならば、
シリーズ丸ごと買う気を無くさせるカレー味のウンコといったところの覗きオナニー編。
いや、こんなもの出す前ならたとえ“スカトロ編”でも買ったかもしれない。

こうなるとアニメーションも宝の持ち腐れでして、
安定した質を誇っていても所詮はオナニー独り相撲、
だって、こっちは妄想で補完するのが筋ですもん、
ハッキリ言えば、動いてようが動いてなかろうが、
オナニーツールとしての中身も役割も変わらない一品に仕上がっていて、
見オナニー好き度120%以外の人は手を出しちゃイカンです。
んまあ妄想で補完する仕組みはキャラ萌えゲーと同じ仕組みでして、
それならそれでシリーズものの意味も納得出来るとはいえ、
キャラ萌えになっちゃうと更に違うベクトル、
んなもん求めた覚えの無い人間にゃ、裏切りの上塗りにしか見えません。

つーか、期待はずれではあったけど、想像通りではありましたなこのゲーム、
ワタクシのオナニーでオナニーはエロゲーに向いてない論を展開するだけで、
このゲームの評価は終わってしまったんですけど、
アダルトビデオをご覧になる諸兄にもっと分かり易く、一言で伝えるなら、
前戯で寸止めオンパレード
オナニーについて考察したい方もこれでオナニーしようと考えてる方も、
いかに使い物にならないか分かって頂けるでしょうか。
とか暴言ばかりでも、ワタクシ前々から想像通りの出来でしたので、
受けた傷は比較的浅く済みました。
次は足フェチ編、馴染みはあってもよく知らないフェチジャンルですから、
名誉挽回を願いながら次いってみます。

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