らぶフェチ~パイズリ編
ブランド アハン声 ちゅぱ音 運命
Erogos 有り 残留

好きと言えるか分かれ道、フェチアニメシリーズ第二弾。

パイズリってファンタジーだと思う。
唐突ですが、ワタクシが常々思ってるパイズリ論を簡潔に書いて見ました。
パイズリというヤツは、現実ならば胸のデカい人専用のプレイであり、
選民思想溢れる希少なプレイなんですが、
更にエロゲーになりますと、女性どころか男性側にも選ばれないといけない、
つまりは巨根プラス巨乳でペロペロありなんて、
日本人に生まれたからには一生無理な光景が、
それこそ茶飯事となって繰り広げられるワケです。
実際のところキモチイイのか?なんて疑問を吹っ飛ばす、
ここまでやってんだからキモチイイに違いないと思わせる説得力
ありえなさのアクセル全開こそが、ワタクシのパイズリに対する感想、
というより哲学なのであります。

そこでらぶフェチ~パイズリ編~ですが、
ワタクシ~手コキ編~において、何故フェチ編が素晴らしいか述べるのに、
ファンタジーと相反する言葉、リアリティーを使いました。
手コキ編のシチュエーションがリアルかどうか、ではなくて、
手コキとはこんなことまで出来る、と思える手コキのリアルが、真実が、
ワタクシあの作品を楽しむ肝と心得ております。
パイズリ編もその流れを汲んでますので、
フェチの為のリアリティと、抜きゲーマーの為のファンタジー、
アンビバレンツな二つの要素を、二人のキャラクターを用意する事で対応しています。

そしてこのゲームは「らぶフェチ」なんだから、
リアリティー担当の方がメインに据えられてる事は間違いないんですが、これが非常に拙かった、
ありえるんだけどエロゲーとしてありえないなんて、
結局マイナスな意味でのアンビバレンツしか抱えておりません。
まずこっちの担当キャラクターは、
ボーイッシュ、というよりショタまでいっちゃいそうな未発達女子なんですが、
当然ながら胸のほうもペッタンコでして、
こんなもんで一生懸命“自称”パイズリをしてくれます。
パイズリというよりも素股ならぬ素胸っす、
挟めないなら無理するなと、ワタクシ冷静のシオシオでした。

リアリティーはあるよね、貧乳女性にパイズリさせるんだから、
洗濯板で洗濯してるっつーまさに言葉どおり。
ただここにサービス精神の欠片も見当たらないのは、
手コキ編作った人達とは思えないですわ。
乳への愛撫時の喘ぎ声でこれはエロいなんて騙そうと思っても、
そうは問屋が卸さない、だってパイズリ編なんだもん。
エロゲーユーザーにロリが多いからこんなサービス入れたのかも知れないが、
自分達のやりたい事、やるべき事と矛盾してません?
いっその事、このボーイッシュ女性は性に興味津々つうキャラなんだから、
手コキ編に出してあげた方が魅力も深まったと思うんだが。

次にファンタジー担当の痴女ですが、
この人、手コキ編でも出演して性の手解きをしてくれまして、
キャラ立てはバッチリ分かってます。
ただなーんかちょっと違うと思うのは、
チチのサイズが大きくなってるようないないような。
巨乳、魔乳と色々呼び名はあるけれど、
ワタクシ個人的に怪乳と呼びたい二つの大きなたわわは、
パイズリよりもパンチしてプルンプルンいわせたい、人体の一部というより物体になってます。

まあそれは個人の嗜好でパノラマ乳の大迫力こそ魅力っつう人もいらっしゃるでしょうが、
シチュエーションに関してはワタクシの意見は客観的になるかと。
そう、ファンタジー担当の痴女はいかにもなパイズリしてくれますが、
“いかにも”で終わり、今までどっかで見たようなパイズリしかしてくれません。
乳に挟んで上下する、いやそんなこた分かってるのよ、
もっとエキセントリックでアバンギャルドでデカダンなファンタジーが見たいのよ、
空想世界がファンタジーの売り物なんだから。
“パイズリ”の看板はボーイッシュ女が満たしてなく、
“フェチ”の看板は痴女が満たしてない、
更に性感帯があるだけの乳と言えない板でこするのがフェチと言うなら、
ボク、らぶフェチパイズリ編からフェチの言葉を抜くべきと思うんスけど。

アニメーションの質も前作と変わらないので楽しめはするんだが、
結局売りのパイズリが単なるパイズリで終わるなら、
パイズリしかない(正確には挿入シーン1つ)のこのゲーム、
即効で飽きますわ
手コキ編より1000円高くなったのもポイントで、
2800円じゃ商売にならんのかもしれないが、
ワタクシの感じた気概も勝手な勘違いだったのだろうと、
今となってはションボリ君です。

“らぶフェチ”という言葉は、僕らユーザーに向けた言葉だというのを、
手コキ編でしかと受け止めました。
受け止めたから言わせてもらいます、パイズリの羅列は決してフェチじゃない
単なる大全集です。
乳ナシパイズリを啓蒙したかったかもしれませんが、
気持ちよくなさそうなものをエロとは言えません。
正直なところアニメの質も汁アニメもオッケーラインを越えており、
抜きゲーとしては及第点だとは思ってるんだが、
手コキ編を見ちゃったからには、厳しく判断させてもらいますぜ。
んで次出るのが~覗き・オナニー編~とは、
かなりの茨の道が予想されるんだけど、
また自由度の高そうなシチュエーションであるからには、
決して“繋ぎ”とは言えないもんを期待しておりますよ。

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