君がいたあの日 | ||||||||
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君島家の内紛を描いたワイドショー。 嘘、 赴任先の病院で繰り広げられるアドベンチャームービー集。 3Dエロ初の純愛を謳ったこのゲーム、 そういえば、3Dエロに純愛は存在しません。 少し理由を考えればわかりますね、 「リアル志向でありつつも技術の限界か予算の限界か知らんがその範疇で出来あがるポリゴンで 愛だの恋だのやっても所詮茶番劇、感情移入もへったくれもない。 むしろ不愉快。」 であることを、メーカーが認めているからだと思います。 まあ、3D技術が向上したからと言って、 リアル描写ポリゴン純愛なんてものがユーザーに受けるかは疑問ですが。 それでも、このゲームは純愛を謳っています。 ポリゴン表現の矛盾を突いたこのゲームに、果たして幸はあったのでしょうか。 ゲームを始めてから1分もしないうちに、後悔の念が押し寄せてきました。 フルボイスかよ。 主人公の独白から始まるストーリーですが、 その主人公の声が、ヘタレなおっさん声です。 敢えて言うなら、みどりさんに怒られる則巻せんべいからダンディーを無くしたような。 実際、せんべいさんほどダンディーボイスではないので、 声のプロをオーディションで決めたわけではないようです。 スタッフロールを見ると、どっかの劇団から引っ張ってきたようですが、 くじ引きで決めたのか。 冒頭の独白から、主人公が病院に赴任して来たばかりの医者と言うことが窺えますが、 とりあえず、おまえが「ボク」って言うな。 ヘタレおっさんが「ボク」と言うゲームで、「純愛」です。 これに感情移入して、「萌え」て、 それをエネルギーにオナニーしろと言うのです。 純愛物におけるフルボイスというリスクを、マイナス方面へ最大限に引っ張って、 一体このゲームはどこへ向かうのでしょう。 声の話題はとどまることを知りません。 この主人公、エロシーンの喘ぎ声もバッチリ入ってます、 隣のお姉さんに童貞奪われる企画物に出演してるのに年季入ったAV男優のようなボイスが。 まだ陵辱物で、「俺のが美味いか」などと言ってくれるなら考えますが、 「あ、あぁ、あー」と、喘ぎ声以外の何物でもありません。 とりあえずムービーだから、勃つことは勃ちますが、 そんな俺でも断言します、これで抜いたら変態です。 と、エロへ言及すると罵詈雑言しか思い浮かばないゲームですけど、 少し斜めから見ると、このゲームが愛しく思えるから不思議です。 このポリゴン技術で敢えて純愛をやるのも愛しい、 この変な男優を敢えてチョイスするのも愛しい、 目から精液が流れるのも愛しいって、 涙に色を塗るなよ。 ウケ狙ったゲームなのか。狙ってないと信じたい。 前作「ルナ」で見せてくれた、ある種まっとうなポリゴンエロの見せ方は、 今回には生かされなかったようで。 それもこれも、 企画段階の「純愛」が一番の原因と思われるから、 その辺を直して、次回作に繋げてくれればいいな、と俺は思います。 企画から直せって、生まれ変われと言ってるようなもんだな。 あ、「ルナ」からの進化した所をひとつ、 「ルナ」はどっからでもCDが起動できて、フラグ分岐なんざ無かったですが、 「君」はフラグ分岐する際、パスワードを使って演出してます。 そのパスワードのヒント、「ホテルのルームナンバー」 レッツトライ。テキトーに。 |