ですぶら運動会
ブランド アハン声 ちゅぱ音 運命
イリュージョン 無し

何故走る?徒競走ゲーム。

俺は未だプレイしていない「デスブラッド」の為に、
何でこのゲームは「ですぶら」などという奇妙奇天烈なタイトルを付けたんだろうと、
この作品をやる前までは感じていました。
ま、「デスブラッド」のタイトルがどれほど普及しているのか、は置いといて、
「ですぶら」という響きは、目を引くには効果的な演出ではないかと思います。
んで何でひらがな表記かを考えまするに、
「運動会」というタイトルとの語感を合わせた、そう考えるのが妥当かと。
ここから推察すると、「運動会」が先にあり、「ですぶら」が後に来たんでしょうね。
コンセプト有りき、イメージ有りき、
そして立派なゲームへと完成する軌跡、
感性のアンテナを立てて、それを感じ取りましょう。

という、どうと言うことないタイトルから大上段に構えた訳はたった一つ、
皮肉です。

自キャラが人間になって徒競走をするだけのゲームなのに、「運動会」はないでしょう。
レースゲームの「車」が「人間」になっただけ、
と言うよりも、
湾岸DREAMの「車」が「人間」に変わっただけの焼き増しゲーム。
10年前のファミコンのような
屋根の上走って鉄アレイ投げつけてマッハキックで敵をぶちのめす主人公の運動会ゲーム、
とまでの芸を見せろとは言わないけど、
たいしたことない芸を同じ会社で使いまわす姿勢はどうかと思いますが。

この「ですぶら運動会」ならぬ「湾岸DREAM2」になって、多少なりとも変わった事といえば、
より背景が描き込まれた事ぐらいです。
この背景イメージは「ですぶら」に合わせたのか、
「マリオカート」を連想させるような、ファンシーな背景。
を目指したことは痛いほど伝わってきますが、
「湾岸DREAM1」で魅せてくれた主題歌並の歪んだセンスが、背景に伝わったようで。
このサイケデリックな不思議ポリゴン空間で徒競争する様は、
まさに「DREAM」
ああ、正式なタイトルは「ですぶら運動会」でしたね。

ゲーム性を持たせようとするイリュージョンの姿勢は好きなんですが、
こうも無理矢理なら、止めたほうが良いんではないかと。
幸い、イリュージョンには「美麗3DCG」という最終兵器が残ってるからと、
自分にも無理矢理な期待を持たせてエロに進みますと…

カエル。
オリジナルとなった「デスブラッド」はプレイしてないけど、
この大活躍するカエルは、「デスブラッド」の悪いねーちゃんが転生した姿っぽく、
そんなカエルが女の裸を舐めます。
なんでカエルにしたの?
3Dというポイントを絞った作品の上に、
シチュエーションまでポイント絞って、誰を狙い打つ気でしょうね。

どうも「デスブラッド」とは女の花園らしく、男が出てきません。
抜きで言うところ、チンポが出てきません。
ほぼ全てのエロが、オナニー&レズで占められています。
この変わり映えしないエロシチュエーションの上に、
イリュージョン的表情パターンのエロ顔女を組み合わせると、
全てのエロが同じに見えますね。
画面のチンポも俺のチンポも出てこないという困り者。

で、どうでもいいやと鼻くそほじりながらプレイしたところ、
おお、ありましたよ抜きポイントが、
それも、エロ中ではなく、徒競争中で。
敵キャラを追いぬく時の喘ぎ声、正真正銘の「喘ぎ声」が妙にセクシーなおかげで、
その「走っている姿」という変なシチュエーションなおかげで、
エロ喘ぎ声とは違ったムラムラ感が湧き上がって来ます
ここで冒頭の謎、タイトルの謎が解けました。
このゲームは、エロで抜くゲームではなく、
「運動会」で抜くゲームです。

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