演奏会だより

2002年4月18日(木)

新入職員歓迎会での演奏

昨年も行った「新入職員歓迎会」での演奏。今年も依頼されました。主に新入職の看護婦さんの歓迎会です。

当日は時間ギリギリにメンバーが集まり、音合わせ後に2〜3曲の出だしを合わせているうちに出番の時間となってしまいました。慌てて控室へ。控室で楽器を用意すると、「準備が出来たらお願いしま〜す!」との声。そのまま舞台へ上がりました。

職員ばかりの和やかな会なので、ほとんど緊張せず演奏できました。

プログラム
 ・北国の春
 ・上を向いて歩こう
 ・アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク(第四楽章)
 ・学生時代
 ・君を信じて
 ・てんとう虫のサンバ
 ・イエスタデー・ワンス・モア(アンコール)
 ・ドラえもんの唄(アンコール)
 ・学生時代(アンコール)

さっそく1曲目、「北国の春」です。北関東の山間部に位置する当地では冬が厳しく長いため、みな春を心待ちにしています。今年の冬は比較的雪も少なく過ごしやすかったものの、ようやく穏やかな春を迎えました。そんな私達にピッタリの曲ではないかと考えて選びました。普段、演歌を聴くことはほとんどないのですが、こうして弾いてみるととってもいい曲ですね。年齢に関わらず誰の心にも訴えかける名曲だと思いました。第二バイオリンとビオラによる短い序奏に続いて現れる第一バイオリンの旋律には、寒い冬の後にやってきた春への喜びが感じられます。最後に再び主旋律が歌われる中、曲が終わらないうちに大きな拍手をいただきました。

2曲目は「上を向いて歩こう」です。ノリのよいメロディーに心もウキウキします。私達も楽しく演奏できました。どんなことがあっても上を向いて歩いて行きたいものです。

続く3曲目はクラシック曲を演奏しました。皆さん、クラシックはあまり興味がないようなので、演奏するかどうか迷いました。しかし弦楽四重奏団なら、やっぱりクラシック曲を演奏したいという気持ちがあります。そこで会場の方々には申し訳ありませんが、一応一曲演奏することにしました。モーツアルトの「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」から第四楽章を選曲しました。練習ではなかなかピッタリと合わせるのが難しかったのですが、なんとか頑張って発表にこぎつけました。上手い演奏ではありませんでしたが、そんな私達の努力が伝わったのか盛大な拍手がわきました。

4曲目は「学生時代」です。実は練習中から私達はこの曲にとても思い入れがありました。美しいメロディーはもちろんのことですが、当団の稚拙な編曲の中では最もよく書けたものと感じており、弾いている自分達も涙が出ました(←ちょっと言い過ぎ!)。でも本当に素晴らしい曲だと思っています。そのためか今回の演奏曲目の中では最も大きな拍手をいただきました。

次の5曲目はNHK連続テレビ小説「ほんまもん」のテーマ曲である「君を信じて」です。曲を紹介したところ「何それ???」という感じでした。バイオリンを弾く者にとっては、千住真理子さんの素晴らしい演奏が耳に残っていますが、そうでない人にはあまり馴染みがないのでしょうか?というより、看護婦さんたちは勤務が不規則で「ほんまもん」を見ていた人がほとんどいないらしいのです。そのためか拍手はまばらでした。少しガッカリでした。でもこの曲はとてもいい曲ですね。千住真理子さんのお兄さんの明さんの作曲ですが、バイオリンの美しいメロディーの他、伴奏部の有機的な動きにも感動させられます。

とうとう最後の曲「てんとう虫のサンバ」となりました。最後はやっぱりノリのいい曲、楽しい曲を持ってきたいと考えました。かつては披露宴での定番であったこの曲も、最近ではほとんど歌われなくなりました。今回は結婚式とは何の関係もない場ですが、最後を飾る曲としてはいいかなと思いました。拍手をいただく中、アンコールへ。これまではアンコールはアップテンポの曲が多かったのですが、今回はゆっくりとした曲を選びました。カーペンターズの「イエスタデー・ワンス・モア」です。スローテンポの曲を上手に歌わせてアンコールに答えるのは難しいものです。私達の技術ではやや心配なところもありましたが、ここは腕の見せ所(“無い”腕の見せ所かな?)とあえてこの曲を演奏しました。「Every Sha-la-la-la・・・」というサビの部分が私達も大好きです。この部分で上声3部がきれいに響き、何とか無難にこなせたのではないかと思っています。

もしさらに「アンコール!」の声がかかったら、、、などということを勝手に想定して、本当はもう一曲用意しておいたのですが、ここで突然ハプニングが。会場の何人かから「ドラえもん」の声が沸きあがったのでした。実は昨年の病院祭で「ドラえもん」を演奏したのですが、その時の印象が強くて、これを覚えていた人が少なくなかったようなのです。運良くメンバー(1人を除く)は楽譜を所持していました。その1人のメンバーも控室には持ってきていたため、「取ってきま〜す」ってな感じで直ぐに用意して演奏することが出来ました。こうした突然の要求にも臨機応変に対応できる団になりたいものです。「ドラえもん」はたまたま少し前に1〜2回合わせていたこともあり、自分達でも楽しく演奏し大きな拍手をいただきました。

ところがさらに「学生時代!」の声が。私達にとっても最も思い入れが深かったこの曲をアンコールされ、とても嬉しかったです。先ほど弾いた時よりは若干早めのテンポに上げて、最後の演奏をしました。

皆が静かに聴くような演奏会とは違って飲み会での余興でしたので、何ヶ所かで独自に盛り上がっているグループもありましたが、演奏自体はまあまあの出来ではなかったかと思っています。「去年よりも上手くなっているね!」とのコメントには複雑な思いもありましたが、皆さんにそれなりに楽しんでいただけたようで良かったです。
控室にて
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