2001年7月

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、医療現場では毎年6月は人事異動が多い時期です。一年毎に異動になる人も少なくありません。私達4人のメンバーは幸いなことに全員が残留となりました。仕事の関係で異動になるのはやむを得ないことですが、せっかく集まった4人であり、これからもアンサンブルを続けていけたらいいなと思っています。

自分達の異動はなかったものの、周囲では多くの職員が変わり慣れるまではかなりバタバタとしています。そんな中では、”四重奏の練習”なんてものはできるはずもなく、6月はたった一回、1時間半位合わせただけでした。6月の雑感を読んで下さった方々は、6月はさぞかし多くの練習をしたように思われるかもしれません。しかし、あの膨大な6月の雑感(その1、その2、その3)はたった一日の出来事をまとめたものです。あ〜、時間が欲しい、、、とはこのことでしょうか。

そして7月に入りましたが、まだまだ落ち着かず忙しくしています。昼夜問わず仕事に追われていると、心の余裕がなくなってくるのは残念なことです。楽器を弾くのが大好きであっても、そんな中では楽器のことも考えられなくなってしまうのが現状です。

とはいえ、ただ悲観的になっているのも、これまた残念なことです。7月の中旬になり、ようやく4人の予定を何とか合わせることができました。土曜日の夜、私達はメンバーの一人の家に集まりました。全員が揃ったのは夜8時を過ぎていましたが、まるでお預けになっていたものを与えられた子どものように私達は合奏を始めたのでした。

学生時代や市民オケで弾いていた頃を思い出しますが、こうした団体では夏には合宿と称した集中練習が行われることが多いのではないでしょうか。今回の私達も、何かそんな気持ちになりました。「日常生活から開放され、音楽に取り組む」、、、とても楽しいひと時です。翌日が仕事のメンバーもいるので、宿泊はしませんでしたが、さしあたって”ミニ合宿”といったところでしょうか。

今回は、先月から取り組み始めた「ひばり」や「春」などをやるつもりでいましたが、最初から難しい曲に取り組むのは何となく疲れそうかな?と思いました。そこで、誰が言い出すともなく、まずは今までやった曲の中から、もう一度弾いてみたい曲を次々に合わせてみようということになりました。

今日は、久しぶりに落ち着いた気持ちで練習に臨んでいるためでしょうか?気分良くアンサンブルができたように感じました。もしかしたら、これは自己満足という見方もあるかもしれません。でも、出来不出来は別として、アマチュアの場合、あまり慌しい中ではなかなか音楽を楽しむことは出来ません。音楽を楽しむためには、心の落ち着きというか、ゆとりのようなものがと〜っても大事ではないか思いますが、久しぶりにこのことを再認識しました。

途中、休憩を入れコーヒータイムとしましたが、ビデオに録画した四重奏や弦楽合奏の演奏会を見ることにしました。皆で集まってこういうビデオを鑑賞するのも、これまた楽しいです。ボーイングやフィンガリング、音楽の感じ方などについて、それぞれ思ったことを話したりしました。

後半は「ひばり」などを集中的に練習しました。何回か弾いていると、合わせにくい部分がだんだんとわかってきます。スコアを見ながら、各パートで確認し合い、いくつかの部分を取り出して合わせていきました。個々の奏者が個人的にさらっておかなければならない部分はもちろんありますが、大事なポイントだけでも少しずつ合わせられるようになってくると、曲作りもだいぶ進歩したように感じました。

時計は11時をすでに回っており、近所迷惑になっていないか外に出て確認しましたが、音はほとんど漏れておらず安心しました。本当はもっともっと弾いていたいところでしたが、11時半頃には一応お開きにしました。

普段は仕事の後に職場の片隅で、何となく落ち着かない感じで練習することが多い私達ですが、今日は珍しく4人がオフとなり、しかも職場から離れて楽器を弾くことができ、まるで夢のような時間を過ごしました。全員が”音楽っていいな”と心の底から感じながら、それぞれ家路についたのでした。


    団員の自宅、別名”とろろ小屋”にて
      
その昔、こんな風に楽器を椅子の上に置くのは危ないからやってはいけません!と先生からよく怒られました。良い子の皆さんは絶対に真似しないでね!(こんなことするのはオレ達だけか、、、トホホ)
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