演奏会だより
懇親会での依頼演奏 2001年5月26日(土)
ある会議後の懇親会の余興として演奏を依頼されました。
私たちの演奏は、とても依頼を受けるほどのレベルにはありません。しかし、以前、演奏を聞いてくれた方が、それを承知の上で演奏を依頼されました。
依頼を受けた以上は、たとえ未熟でも精一杯の演奏をすべきです。約1ヶ月前に依頼されたのですが、いつもの通りなかなか練習時間が確保できず、またメンバーの一人がしばらく病欠したこともあり、実際にはほとんど練習できませんでした。
ところで今回の会議には40〜60才代ぐらいの方々が出席されており、必ずしも音楽が好きな人とは限りません。一方で、クラシックにうるさい人もいると聞いていました。この年齢層で、いろいろな人がいる場合、一体どんなプログラムにしたらよいのでしょうか?さんざん悩んだ挙句、下記のような曲目を候補としました。練習時間がないのでこれまでにやったことのある曲を中心にし、さらにいくつか一般受けしそうなものを追加しました。
プログラム
・ディベルティメント(モーツアルト)
・花(滝廉太郎)
・青い山脈
・美しい四季の童謡(春の小川、たなばたさま、ちいさい秋みつけた、スキー)
・好きになった人
・りんごの唄
・となりのトトロ
・川の流れのように
会場は北関東の温泉地のとある有名なホテルです。(30才代以降の方ならば、その昔、”マリリンモンローのそっくりさんがCMをやっていたホテル”といえばおわかりになるかもしれません!)約1時間前にホテルに到着、宴会場の片隅で一回練習をしました。そして控室にいったん戻り、合図があるまで待つことに。。。これまでは自主的な演奏会ばかりだったので、自分たちのペースで進めることができましたが、今回のようなパターンは初めてです。それなりに緊張するし、失敗しても笑ってすまされないかもしれません。控室の電話が鳴り、いよいよ出陣。宴会場にいくと開会の挨拶、そして乾杯をしているところでした。乾杯に引き続き、直ぐに余興ということでしたのでそのまま入場し演奏をしました。
さて演奏の出来は?、といいますと、あまり練習できなかったわりには演奏自体は落ち着いてまあまあであったように思いました。しかし、大きな落とし穴があったのです。実は、以前も同様のことを経験したのですが(雑感のページの2000年7月の項をご覧ください。)、今回もまた大きな失敗をしました。宴会場はじゅうたん張りの大きな部屋で、約80名ほどのお客さんがいました。お客さんが入る前に練習したときは(端に人に立ってもらって音の響きを確認してもらったのですが)それなりに聞こえていたのです。それでマイクは用意しなくてもいいかな、と判断してしまったのでした。ところが、お客さんで会場がいっぱいになると、ほとんど聞こえなくなってしまいました。後で「半分くらいしか聞こえていなかったよ」とお客さんの何人かから言われましたが、弾いている自分たち自身にも、「お客さんにはほとんど聞こえていないようだ」ということが演奏の最中によくわかりました。宴会ですから皆さんしゃべっているし、また仲居さんたちが料理を運ぶために出たり入ったりしていたこともありさらに聞こえづらくなったと思います。途中からはおのずと、ほとんど全てを”フォルテ”で弾くようになっていましたが、結局、失敗に終わったという感じです。こういうマネージメントができるかどうかも実力のうちだということを痛感させられました。でも、今回は”演奏会”ではなく、”余興”であったため、BGMのようになっていたなら、それはそれでもいいかな、とも思いました。
そんなわけで、またまた反省したのですが、演奏そのものは悪くなかったと(勝手に)感じたので、それほど落ち込まずに帰りました。こうしていろいろな経験をしながら、成長していくのかも知れませんね。。。




控室にて その1
控室にて その2
お疲れ様でした!
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