2000年11月

 初めての公式な演奏会は無事に終わりました。予想をはるかに上回るお客さん(患者さんやその家族、職員など)にお越しいただき感謝感激です!皆さん、どのようにお感じになったのでしょうか?今回は初めてだったのでとりあえず聴きにきてくれたけど、演奏のあまりのひどさにこりごり、、、なんてことがひょっとしてあったりして。ちょっと心配です。でも、会場での雰囲気から察するに、それなりに楽しんでいただけたように思います。(え?自分たちでそんなこと言うのはずーずーしいって?)

 アマチュアの団体が演奏会を開くとき、写真やテープ、CDはもちろんのこと、ビデオに演奏会の模様を録画することがよくあります。私たちが所属している他の団体でもそうなのですが、こうした録画は団に関係のない人が見ても全く面白くないでしょうけど、演奏会に出た人にとってはとっても良い記念となります。(大失敗したときは苦い思い出となりますが、、、)

 でも私たち弦楽器を弾くものにとってはビデオはそれ以上に大きな意味があるように思うのです。それは、自分の弾き方を客観的に見ることができるからです。先月の雑感にも書いたとおり、自分の演奏を録音し聞くことによって欠点に気づくことができました。同様に、自分の演奏のビデオを見ることにより、姿勢やボーイングを見直すことができ、今後の練習の参考にすることができるように思います。よく鏡の前で自分の演奏法を研究しなさい、というのを聞きますが、実際にはあまり実行していません。しかし、ビデオを見ると自分がいかにひどい姿勢で弾いているかとか、弓の真中ばかり使って弾いていたりなどと(見ていて恥ずかしくなりますが)、リアルタイムに欠点が良くわかります。

 実は今回の演奏会で特に依頼したわけではないのですが、ある職員の方が最初から最後までずっとビデオに撮っておいてくれたのでした。演奏会の間じゅうビデオを回しているのはとても疲れます。しかも彼女はビデオカメラを三脚に固定することなく、ずっと手に持って録画していてくれたのでした。

 演奏会が終わった後、それを見せてもらい、さらに4人分をダビングさせてもらいました。録画は非常に良く撮れており、全体像や各人のアップまで要領よくまとめられていて感動しました。私たちは何度も繰り返し見て、自分の欠点を見つめ直すことができました。ボーイングはもちろん、左手の押え方やビブラートのかけ方まで”超”アップで映っていて、大いに反省しました。

 さらに、ビデオでは観客席の様子も適宜盛り込まれていました。これも大変参考になりました。どの曲の時にお客さんがどういう反応をとっているかがよくわかり、”楽しそうな様子”、あるいは”ちょっと退屈そうかな?”といった雰囲気などをつかむことができ、今後のプログラム作りに生かせると思いました。今回録画してくれた彼女に本当に感謝しています。

 こうして、いろいろな意味でそれなりに満足(単なる自己満足という意見もある!)した私たちは、反省点をふまえてさっそく次の予定を考え始めました。
雑感などへ戻る