演奏会だより

2004年9月14日(火) 秋のコンサート

今回は医療現場から離れて、なんとスナックで演奏することになった当団です。“なぜ、そんなことになったか”ですって?それには、深〜い訳、、はありませんが、ちょっとした経緯がありました。

今から4ヶ月ほど前でしょうか。メンバーのうちの2人が所属する職場で、職員の歓送迎会がありました。当の2人は異動がないため幹事をやっていました。一次会が終了し、二次会ではカラオケボックスに行く予定、、だったのですが、お店の都合なのか、幹事の不手際なのか、ナンダカよくわかりませんが、一次会の後、急にカラオケボックスの使用がダメになってしまったんです。幹事は突然“ピンチ”に陥りました。別の女性の幹事さんが「近くのスナック○○○に聞いてみる」と提案してくれました。

結果はOKで、何とかそのスナックに参加者を誘導しました。幹事として最初は少し焦りましたが、ここに来られてホッとした気持ちで二次会が始まりました。そのスナックは初めて行った場所なのですが、ふと見ると前の方にステージがあって、ギターやドラムセットが設置されています。壁の掲示を見ると、どうも毎週バンドが出演して、“ライブ”みたいなことをやっているようです。マスターに聞いてみると、マスターを含むメンバー達が、主にグループサウンドを中心に演奏しているそうです。「楽しそうですね」と言ったら、「お客さんは何かバンドとかやっているんですか?」と逆に聞かれました。「バンドはやっていませんが、音楽は好きなので時々仲間と楽器を弾くことがあります」と答えたところ、「それじゃ、是非出演しませんか」と言われてしまったのが事のきっかけです。

でも、こういう場所では弦楽四重奏の演奏は向いていないような気がしました。後日、どんなものなのかと一部のメンバーはマスター達のバンド演奏を聴きにいってみました。ギターやドラムの大音響で、迫力ある演奏をしていました。「やっぱり弦楽四重奏では迫力がないし、合わないようだ」と感じました。しかし再び「出演しませんか?」と声をかけられました。マスターと話している雰囲気からすると、弦楽四重奏とは何か全くわかっていない感じです。どうやらマスター達と同じようなバンドみたいな団体を想像しているようです。「全然、こういう感じじゃないんです」と、持っていた団の写真を見せながらいくら説明してもわかってもらえそうにありません。しかも、自分達がスナックの近くの職場の職員であることもバレてしまい、連絡先まで聞かれてしまいました。それでも、その日は適当に挨拶して終わりました。

ところが、その後に「演奏の予定はどうなりましたか?」と、再度マスターから問い合わせが来てしまいました。しかし、「そこまで言ってくれるのなら、、」という気持ちにもなりました。確かに演奏できたら素晴らしいだろうとは思います。でも、こういう場所で弦楽四重奏というのは、どんなもんなんでしょう?貸切で演奏するなんていうことはとても無理だし、第一、自分達の演奏に商品価値は全くありません。演奏できたら素晴らしいとは思う一方で、かえって迷惑をかけてしまうだけではないかとも思いました。

でも、マスターの再三の問い合わせに、結局は演奏することとなったのでした。こういうのは初めてだし、全く勝手がわかりません。果たして聴きにきてくれる人がいるのだろうか、とか、他の一般のお客さんはどう思われるのだろうか、と不安になります。それでも、マスターの暖かいアドバイスのもと、何とか開催にこぎつけました。

とまあ、前置きが長くなってしまいました。ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございます。それでは、本来の“演奏会だより”に入ることにいたしましょう!

仕事の終わった20時半から、「秋のコンサート」と題して行いました。私達にとっては初めての、一般公開での演奏となります。しかもスナックでの演奏ですから、ホールでの演奏会とは当然のことながら全く違います。参加者の方々には、適当に飲食したり雑談したりしてくつろいでいただき、自分達はそこでBGMとして演奏しながら、秋のひとときを過ごしてもらえたらと考えました。

職場の関係者の他、一般の方々も含めて20名ほどが集まってくれました。自信がないこともあり、あまり幅広く宣伝しなかったのですが、これだけの方に来ていただき嬉しかったです。一定の時間にわたって演奏するためには、かなりの曲数が必要でしたが、新たな曲を準備する時間はありませんでした。こういう場での演奏ですから、ポピュラー曲を中心に、これまで貯えたレパートリーを休憩を挟んで20曲演奏しました。

プログラム
・エーデルワイス、鉄腕アトム、なごり雪、君といつまでも、学生時代
・ラ・パロマ、川の流れのように、小さい秋みつけた、小さな旅、いい日旅立ち
・瀬戸の花嫁、異邦人、勇気100%、イエスタデー、天使のウインク
・さんぽ、ああ人生に涙あり、The Entertainer、TSUNAMI、もしもピアノが弾けたなら
・It's a small world (アンコール)

どれも肩の凝らないプログラムばかりです。途中で行った演奏者紹介は、いつものような名前だけの紹介ではなく、4人が一人ずつマイクを持ち、自分の音楽の経歴や弦楽四重奏への思い入れなども語るという形式にしました。参加者は知り合いばかりとはいえ、メンバーのいろいろな面を紹介できて良かったです。さて演奏の出来は?といいますと、割とうまく弾けたものもあれば、出だしで止まってしまって皆の笑いを取ったり、完全にズレてしまったものもありました。でも、これだけの方々に集まっていただき、くつろぎのひとときを提供できたのではないかという気がしました。

演奏終了は22時になってしまったため、皆さん急いで帰ってしまうのかと思っていたのですが、誰も帰ろうとしません。そこでメンバーも参加者の間に入ってお礼を述べたり、会話したりしながら、演奏後の時間をしばし過ごすことができました。こうして、参加者の皆さん、マスターやお店のスタッフなど、多くの方々に支えられ、とても良い経験をさせていただきました。

普段の活動は、病院の行事に参加したり、入院患者さんや施設入所の方々向けの演奏であり、とかく職場中心なのですが、たまにはそこから離れて、自由な雰囲気で演奏するのも楽しいと感じました。その具体的な雰囲気については、ここで細かく描写するよりも、下に掲載したスナップ写真を見ていただいた方がお伝えしやすいかと思います。是非、ご覧ください。
まずは、いつも御馴染みの
エーデルワイスから弾きます。

手前では、おいしそうに
ビールを飲んでいる人がいます。

皆さん、今日は
ゆっくりと
おくつろぎください!
3曲弾いたところで
自己紹介タイムです!

まずは団長の大塚から、始めました。

いつものジョークが
冴えています!
ビオラの小川は
バイオリンとビオラの
違いを説明しています。
(よく間違えられるのダ!)
第二バイオリンの川上は
内声部の楽しさを説明しながら
自己紹介をしました。
学生時代を演奏し始めると
なぜか虹のような照明が
クルクルと回りました。

マスターが曲に合わせて
照明を変化させて
いたようです。

粋な計らいですね!
最後の曲として
「もしもピアノが弾けたなら」を
気持ちよく演奏させて
いただきました。
全プログラムを終了して。

20曲を弾いて
最後は疲れてしまいましたが、
弾いていて楽しかったです。

最後まで聴いてくださり
ありがとうございました。
アンコールの声に乗せられて
「It's a small world」を
演奏しているところです。

もちろん会場からは
手拍子が上がって
最後まで駆け抜けました。
参加者の方々から
花束を頂戴しました。

本当に
ありがとうございます。
最後に、団長が
挨拶をしています。

こうして活動を
続けることができるのも
皆様の支えがあってのことと
思っています。
入り口には
こんな風に
紹介されていました。
演奏を終えて。

この後は、参加者の方と
一緒にくつろぎました。
参加者の方と記念撮影。

最後までお付き合いいただき
感謝しています。

今回は女性の参加者が多く
とってもラッキー!
左:新しいバイオリン奏者
(てなわけ、ねーだろ!)

中:新しいビオラ奏者
(だったら、イイナ!)

右:いつものチェロのおじさん
お疲れ様でした!

ホントにいい経験を
させていただきました。
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