2000年6月
ようやく4人が集まった。直ぐにでも何か弾いてみたい!でも、その前に、、、音合わせです。これがなかなか難しい。これまでにオケや合奏団でバイオリンを弾いている時にはきちんと出来ていたつもりなのですが四重奏は何か違う感じなんです(何故なんでしょう?・・・初心者の素朴な疑問)。4人でピッタリ合わせるのは至難の技でありました。曲を弾く以前の問題です。こんなところでつまづくなんて!!上級者の方ならば、当然のことが、我々には一大事といった感じです。10分ぐらいかかってようやく調弦されたようでした。(果たして本当に合っていたかは不明です。)
さてさて、音合わせが済んだところでさっそくいろいろな曲を弾いてみたい。初心者は、とかく望みを高く持つものです。レパートリー(楽譜)の準備はいっぱいあります。初心者はこういう準備に関してはしっかりしているものです。しかし、肝心な演奏の方はどうでしょうか。それが問題です。まずはパッヘルベルの「カノン」に挑戦です。この曲は、バイオリンを弾く人は自分のパートについては一度はやったことがあるのではないでしょうか。そのためか何となく最後まで通りました。これに気をよくした4人は次の曲にそそくさと移りました。
次はエルガーの「愛の挨拶」です。それぞれのパート譜はあまり難しいパッセージはなさそうです。さっきのノリで何とかなるかな?ところが、、、です。いざ、合わせてみると全く曲になりません!要するに合わせられないのです。初心者だから仕方ないし、そもそも4人で合わせる練習は今日が初めてですから、そんなに上手く行くはずがないのですが、ただただ愕然としました。「カノン」は上手くいったのに、、、。
これまで各人は弦楽合奏団やオーケストラなど大きな団体の中ではアンサンブルの経験はしてきたつもりです。でも、4人だけでのアンサンブル・・・四重奏・・・がこんなに合わせ難いものとは、これ如何に、、、。
まずは下3人の伴奏部分ですが、チェロの音に導かれるように、第二バイオリンとビオラが入るのですが、全く合わないのです。これでは、当然のことながら第一バイオリンも入ることは出来ません。少し冷静になった4人は考えました。
問題点その1
4人(特に下3人)の気持ちというか、簡単に言えば拍の数え方がバラバラなのです。もちろん最初には、「大体これぐらいのテンポでね!」などと一応の取り決めをするのですが、その取り決めを各々が自分のペースで理解してしまうようです。各人は、足でテンポを取っていたりするのですが(この癖はあまり良くないと思っていますが)、その足のテンポ自体がずれていれば何にもなりません。合奏の基本、”気持ちを合わせて”。小学校の音楽の時間でも習うようなことが、出来ていないことに気付きました。
問題点その2
それでは、なぜ合わないのでしょうか。合奏にまだ慣れてないから?おそらくそうでしょう。しかし、私たちの場合、それぞれが自分の楽器自体にも慣れていないため、自分のパートを追いかけるのに精一杯であり、他には気が回らないといった感じです。合奏の基本、”他のパートを聴きましょう”。まさに、その一言に尽きるような気がしました。でも、そのためには自分のパートについてはある程度、理解し弾けるようになることがまずは必要なのでしょう。
こうして、「愛の挨拶」は全く合わせられないまま終わりました。でも、合奏の基本について、各々が少しでも感じることが出来たことは大きな収穫でした。


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